Sweet Voice2 (ページ4)

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雑誌（4）ページ4

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本屋に入ると辺り一面雑誌が置かれていた

ジャンルごとに置かれているらしく俺はアニメや声優のコーナーに向かった

新刊は平積みされており慎重に見ていくとお目当てのAちゃんが表紙の雑誌を発見

でもやっぱり人気らしく他の雑誌より減りが速かった

俺は速やかに3冊手に取りレジに向かった

スマートに会計をすませて車に戻るとマネージャーが俺の持っている袋をみて安心したような表情に変わった

マ「売ってたんですねよかったです」

櫻「穴場ってことで手に入ったよありがとうね」

マ「いえいえ、お役に立ててよかったです。他の本屋は結構売り切れが出てるみたいだったので」

櫻「・・まじかまあ納得だな」

マ「櫻井さんって後藤さんと仲良いんでしたっけ？」

櫻「まあそうだね普通に良いよ仲は」

マ「そうなんですね」

マネージャーはそこまで聞くと車を発進させた

俺はジーパンのポケットからスマホを取り出してアプリを起動させた

Aちゃんに雑誌の事を報告した

そうしたら嬉しいですっていう文と共に可愛い猫のスタンプが送られてきた

そのまま会話を続けているとどうやら売り上げが良く完売続きだから増刷が決まったらしい

・・まあそうなるよな

おまけに他の人からも雑誌を購入した趣旨の連絡が来たらしい

そんな会話をしていたら俺の自宅に着いたらしく車が止まった

マ「到着です、今日もお疲れ様でした。明日はまた今日と同じ時間に来ますので」

櫻「了解、お疲れ様。また明日もよろしくね」

車を見送って部屋に向かう

荷物を置きソファーに腰掛け早速かった雑誌をペラペラとめくる

中身も可愛いAちゃんがたくさん載っていた

凄くよかった

たくさん可愛いAちゃんを見れたのはよかったがやっぱり俺だけの特権にしたい

櫻「(俺ってこんなキャラじゃないのに)」

それでもこれからたくさんAちゃんの雑誌とかには載らない俺だけの表情を見れるチャンスはあるからそれを楽しみにまた次一緒に出掛けたい

少しだけイライラしていた気持ちが落ち着いた

雑誌から携帯に持ち替えて次のデートプランの参考になりそうな店でも探そう

Aちゃんの笑顔が一番見れる特権はまだ誰にも渡す気なんてないから