67.ちょっとしたアドバイス ページ19
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おふざけもそこそこに、テーブルを持ってきて椅子を並べて、ジョングクが早速覚えたてのカクテルを作っていると、買出し班のみんなが帰ってくる。
袋いっぱいのお菓子とお酒とジュースと、半額シールのついたお惣菜。
お誕生日席の狭いスペースに私とジョングクが座らせられて、お祝い会はスタートした。
｢じゃあ、ジョングクとAの交際記念と……｣
｢僕の転勤に！｣
｢かんぱーい｣
気恥ずかしさと寂しさが綯い交ぜになった気持ちでみんなの顔を見る。
手元にはジョングクが最近覚えたというノンアルコールのカクテルが桃色と白のセパレートで揺蕩っていた。
｢ソクジン兄さん、こっちにはもう来れないんだ？｣
｢本社結構遠いんだよね……あ、でも連休には遊びに来るよ｣
｢やったー！ みんなで飲もうよ！｣
ジョングクとテヒョンさんとジミンさんがソクジンさんを囲んで話している姿を傍目で見ていると、隣に座ったホソクさんがニヤニヤと私を小突く。
｢やるじゃんA……いや、ジョングクか｣
｢なんですか〜！ 恥ずかしいです！｣
｢いや、俺はいつかこうなると思ってたよ、うん。ジョングクといい感じだな〜って思ってたし｣
｢いや、それはホソクのウソ。最初に気づいたのは俺とソクジン兄さん｣
｢最初は二人だけど、俺もすぐにそう思ったって！｣
ナムジュンさんはちょっと呆れたようにグラスを煽る。端にいるユンギさんが顔を顰めていた。
｢俺は気づかなかった……全然｣
｢さっきめちゃくちゃにびっくりしてましたもんね……｣
なんかみんなはある程度こうなることを想定していたみたい。私は全然気づいてなかったのに。
｢まあ、俺から言えるのは一つだけだな｣
｢なんですか？｣
｢……避妊はちゃんとしとけよ｣
｢うわ！ ユンギさん！ セクハラ！｣
｢いやあ、これは真面目な話だよA｣
｢嫌です〜！ 聞きたくないです！｣
ぎゃーぎゃーと騒いでいると、反対側のテヒョンさんがニヤッと笑っている。
これだから男の人って……と私は呆れた。
｢ひゅーひゅー！｣
｢古い！｣
｢恥ずかしがってるA、可愛い〜｣
｢あ〜もう、めんどくさいですこの人！ ジョングクなんとかして！｣
からかう声に耐えきれなくなってジョングクに助けを求めると、何故か顔を赤くして固まっている。
予想外の反応に私が固まっていると、みんなは耐えきれないとでも言うように大きな笑い声を上げた。
｢ウブだな〜｣
ジョングクはどうやら初心らしい。
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おけ(プロフ) - ここまで1日で読みました‼︎このお話大好きです！応援してます！ (2022年2月8日 23時) (
レス) @page40 id: a8986157d1 (このIDを非表示/違反報告)
sai(プロフ) - はるさん» ありがとうございます〜！デビュー当時辺りを想像して書いてました 楽しんでもらえて良かったです！また気が向いたら続きも書くので、よろしくお願いします^^* (2020年2月7日 9時) (レス) id: 00e0a369b0 (このIDを非表示/違反報告)
はる - ひゃ〜〜この作品は大好きで何度も読み直しているので、新しいお話嬉しかったです！なんとも守ってあげたくなるまだまだあやふやなグク、、主人公ちゃんと出会って、お互いを好きになれて本当に良かったなと思いました！これからも応援しております！ (2020年1月29日 2時) (レス) id: 75eff8e160 (このIDを非表示/違反報告)
sai(プロフ) - じみちむさん» ありがとうございます´`* ちょいちょい書き足していきますので、また読んでください〜！ (2019年8月29日 22時) (レス) id: 00e0a369b0 (このIDを非表示/違反報告)
じみちむ(プロフ) - 番外編も最高でした♪( ´▽｀) (2019年8月26日 17時) (レス) id: f91208f58d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sai
| 作者ホームページ：https://twitter.com/xxx___sai/
作成日時：2019年6月9日 16時
