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__ 今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は、のぞみ号、博多行きです。
途中の停車駅は、新横浜、名古屋、京都、新大阪、新神戸 ____
………A、
俺は結局、Aのことを何も分かってなかったんや
好きとか、よりを戻したいとかそんな単純な事やなくて、Aは一人で何かを抱え込んでる
その抱え込んでる何かを俺がちゃんと聞きたい
そして、俺が守りたい
車窓に映る不安そうな顔をした自分とは裏腹に、その奥に広がる広大な田舎町
もう同じ後悔はせえへん
何のためにわざわざ東京に出てきたんか、改めて再確認
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___ まもなく新大阪に到着致します _____
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「……よぉ、」
「…よぉ、ちゃうやろ！何やねん突然迎え来いって」
「……やって…こんなん頼めんの淳太くらいしかおらへんし」
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「はぁ、…もう、はよ乗り お姫様、迎えに行くんやろ？」
「……は！！何でそれ知ってんねん！」
「息切らしながら俺に電話してくる時、自分で言うてましたけど？」
.
俺が必死に伝えた事をこいつ…あざ笑ってやがる
………迎に来てくれたことには感謝やけど、後でしばいたろ
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「………懐かし、」
5年も経つと景色はそこそこ変わってて、それでも面影残る車窓からの景色
Aと行った公園、歩いた道、全部全部覚えてる
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「…お前さぁ、秘密基地の意味分かってないんちゃう？」
「…………は、？」
「秘密基地に名前貼ってあったら、それ秘密じゃなくなってるで」
「………………ばっ、！！！！」
思い出が詰まった秘密基地は神社の奥にあった
この田舎町も俺たちがここを出てすぐ、都市計画のために動き出したらしく、
その神社付近がちょうどマンションだかを建てるために、土地の売却が契約されそうになったらしい
その買い手が中間財閥やって、たまたま淳太が見に行ったら俺の名前が貼ってある小屋を見つけて…
…なんか腹立つわ、"財閥"って
結局そこの土地は淳太自身が買い取って、家を建てたらしい
.
____ 赤色のトタン、預かってるから
.
何年か前に淳太から突然届いたメールにはそんな意味が込められてたんやと、ようやく気づいた
.
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「お姫様、迎えに行く必要はなさそうやな」
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ピンクパンダ(プロフ) - 離れていた歯車が噛み合い、同じ時を刻み始めたのですね。感動です！ (2018年10月1日 18時) (
レス) id: 593cbf6192 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 更新ありがとうございます！！またまた泣きました。少しのシーンでも泣けてしまいます。次回の更新も楽しみに待ってます (2018年9月16日 1時) (レス) id: ced1938cfe (このIDを非表示/違反報告)
ピンクパンダ(プロフ) - またまたお久しぶりです！話が展開しましたね。いつでも待っていますので、できれば話の内容を忘れてしまわないペースで更新待ってます！ (2018年9月12日 22時) (レス) id: 593cbf6192 (このIDを非表示/違反報告)
RISA(プロフ) - ピンクパンダさん» ピンクパンダさん！お久しぶりです！お待たせしました（ ; ; ）待っていてくださっていたなんて本当に光栄です（ ; ; ）お時間ある時で大丈夫ですので、どうか見守ってやっていて下さい（ ; ; ）いつもピンクパンダさんから頂くコメントで元気付けられてます（ ; ; ） (2018年7月29日 0時) (レス) id: a29f4741bb (このIDを非表示/違反報告)
RISA(プロフ) - きょっきょさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）1番だなんて…おこがましいです…ありがとうございます（ ; ; ）ゆっくりですが完結に向けしっかり更新していきますので、お時間ある時見ていってください！リクエスト等あればお待ちしております！ (2018年7月29日 0時) (レス) id: a29f4741bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RISA | 作成日時：2018年4月4日 15時
