君と私と戸惑い ページ6
席替えからずっと落ち着きのない私を気にしてないジョルノ君は何かと話しかけてきていた
内心パニックに陥りながらも曖昧に返事を返していた
しばらくしてジョルノ君が席を立っていなくなった途端に私は一気にジョルノ君の取り巻きに囲まれてしまった
(やっぱりこうなるよねーーー!!!)
「ねぇ、Aさんだっけ?ちょっとウチらに付き合ってくんない?」
そう言われると無理矢理連れて行かれ、私がギアッチョ先輩と会った人気のない廊下へと連れてこられた
「あ、あの」
「てかさぁ、ジョルノ君に馴れ馴れしいんだよねあんた」
「そうそう!ジョルノ君にちょっと優しくされたからって調子に乗ってんじゃないの?」
「え、いやそんなつもりはないよ…」
「はぁ〜?そういう風に見えないんだけど??」
何を言っても聞いてもらえないし、自分たちの決め付けだけで言いがかりをつけられ、そのうち手を出されるのではと震えた
(もう、やめてよ…、私別にジョルノ君のことなんとも思ってないのに…)
俯く私に何を勘違いしたのか誇ったようにリーダー格だと思われる子に鼻で笑われた
「まぁ、あんたみたいな地味な子なんかジョルノ君に相手にされないよねぇ〜」
「自惚れないようにね〜」
もういっそのこと逃げ出してしまおうかなんて考えていると私の後ろから声がした
「こんなとこで1人を数人で囲って何やってんだァ???あぁあ?」
声の主はギアッチョ先輩で、私からはどんな表情をしているか分からないが目の前にいる子達の固まっているのを見るときっと助けてくれた時と同じように怒った表情をしているのかなと思った
「オイ、何とか言ったらどうなんだァ???」
「い、いや、別に何もしてないし!だいたいあんた誰よ!!」
「そ、そうよ、だたウチらはこの子と話してただけだしぃ〜!」
「あ゛ぁぁあ??ふざけてんのかァ!!!!俺はァよォてめぇらが言ってたこと聞いてたんだぜェ!!!!」
「ひっ」
ギアッチョ先輩が声を荒らげると私を取り囲んでいた子達は短い悲鳴を上げた
すると後ろからグイッと引っ張られたと思ったらギアッチョ先輩の腕の中に閉じ込められて私は頭の中が真っ白になった
(え、えぇぇぇえ!!!!何!?何が起こってるの!!)
「次こいつになんかしてみろ、そん時ァ俺は女だって手加減してやんねぇからよォ〜」
ギアッチョ先輩が私を後ろから抱き締めながらそう言うと蜘蛛の子を散らすようにみんないなくなった
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ななちき - めっちゃ最高なんだけどォォォォォォ?? (2022年8月25日 14時) (レス) @page14 id: 32ff12bb1c (このIDを非表示/違反報告)
くうき - あああああああああギアッチョ愛してるうううううううううううううううう大好きいいいいいいいいいいいいいいいいいい可愛いいいいいいいいいいいいいい (2022年7月17日 23時) (レス) @page14 id: 6843fb0cad (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ギアッチョ最高です\(//∇//)\ (2020年8月30日 8時) (レス) id: 3b355bbc07 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - もう、、、好き、、、 (2019年8月25日 23時) (レス) id: c8caa91576 (このIDを非表示/違反報告)
育未 - この作品本ッ当に面白いですね!ギアッチョloveの私からすると最高としか言いようがないです(^^)続きが気になるなぁ〜〜(ノ^^)ノ (2016年12月6日 7時) (レス) id: 8be12606d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:村崎りこ | 作成日時:2016年5月19日 22時