忠告 ページ5
キヨとの待ち合わせ場所に行くといつもは遅刻してくるキヨが早く待っていて驚いた
貴「キヨが早いなんて……。明日は隕石でも降ってくるね」
キ「んだよそれ！！！！
俺だって早く来る時ぐらいあるべ！」
そう言って怒るキヨに笑いながら謝ると、何故かキヨが深刻そうな顔をした
貴「キヨ？」
キ「…嫌なんでもねぇよ。とりあえずあそこの喫茶店行くぞ」
貴「あ、うん…。」
いつもと違うキヨに戸惑いながらも私はキヨの後ろを付いて行った
物陰でフジが私たちを見ていたこと気付かずに
フジ「……なんでA。
俺のそばに居てっていつも言ってたのに」
キヨと喫茶店に入り、店員さんの案内した席に着いた
キヨは何故か窓際から離れた席を頼んでいたから周りからは見えにくい場所だった
貴「ねぇ、キヨ。どうしたの？」
キ「……。単刀直入に言う、フジと別れろ」
貴「えっ？」
キヨから発せられた言葉の意味が分からなくて私は思わず聞き返す
聞き間違いであって欲しかった
そんな私の願いも虚しくキヨは顔を歪めたまま同じ言葉を吐いた
貴「な、なんで？私、フジのこと好きで、フジのそばにいたいよ…」
キ「A、頼むから別れてくれ！
これはお前の為なんだ！！」
どこか辛そうにそう言うキヨ
それでも私は
貴「そんなの納得出来ないよ…。
私はフジと別れたくない！！」
キ「A！！！！
聞いてくれ、お前最近フジのせいで俺らに会えてないだろ？
俺らもフジのせいでお前に会えなかったんだ……」
貴「どういうこと…？」
キ「あいつはAが他の男と会うのが嫌なんだよ
それだけならまだ嫉妬心で片付けられる……
でもな、あいつ俺にこう言ったんだよ」
『Aには俺だけでいいんだ。他の誰も要らない
俺もAだけでいいんだ』
キ「フジのやつなんか可笑しい…。
あんなフジ俺は見たことなかった」
フジがそんな事言ってたなんて知りもしなかった私は少し衝撃的だった
貴「あっ、そう言えば私本当にフジ以外と連絡とってない……。
仲の良かった友達からもなんにも連絡来ない……」
よくよく考えると私に関わる人達、最俺のみんな以外は全員音信不通になっている
バイトもフジに言われて辞めた
何故？
そう考えて有り得ない事に考えが到達して私は首を振ってその考えをかき消した
キ「A、ほんとフジから逃げっっつ!?」
フ「俺がなんだって、キヨ…？」
私の後ろから聞き覚えのある声がして振り向くとフジがいた……
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なみの - 胸糞悪いけど、この歪んだ感じがめちゃくちゃ好きです！ (10月12日 18時) (
レス) @page15 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
紫優(プロフ) - 夜桜さん» 無いですよｗ まず、言葉遣いが可愛いって初めて言われましたｗｗ (2016年11月22日 17時) (レス) id: 53bd36ff39 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - そんなこと無いの！？ｗｗｗ (2016年11月22日 16時) (レス) id: ad55b9172f (このIDを非表示/違反報告)
紫優(プロフ) - 夜桜さん» そんなこと無いですよｗｗ (2016年11月21日 19時) (レス) id: 53bd36ff39 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 可愛いですよ！言葉遣いがｗｗｗｗ (2016年11月21日 19時) (レス) id: ad55b9172f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫優 | 作成日時：2016年11月7日 0時
