検索窓
今日:13 hit、昨日:12 hit、合計:11,739 hit

それでは皆さんさようなら ページ14

貴「ふ、フジ……。キヨ達来ちゃうよ…」

私は不安気にそう言うとフジは今までにないくらい優しく微笑んでこう言った

フ「なぁ、A。来世とか天国とか信じる?」

貴「えっ?うーん、あまり信じてないかな」

フ「そっか、なら幽霊とかは信じる?」

貴「まぁ、信じてるかな?」

何故今そんな話をするのだろうか

私には理解出来なかった

フ「俺はね、幽霊は信じてる。来世とか天国は分かんないけど、Aとまた巡り会えるなら信じてもいいな…」

貴「フジ?今はそんな話してる時間ないよ?」

フ「……うん、そうだけど聞いて?
俺さ、Aとずっと一緒にいられるなら地縛霊でも幽霊でも構わないんだ」

そこまで言われて私はフジが何を言いたいのかはっきりと理解した

貴「……ふふっ、そうだね。フジといられるならそれでもいいかも」

フ「生きてたら邪魔されて一緒にいられないなら仕方ないよね?」

貴「そうだね…。」

フジは私を優しく抱きしめて軽くキスした

フ「今から俺らの結婚式だね」

貴「うん、どこまでも着いていくよ」

フ「ありがとう……。愛してるA」

貴「私もフジを愛してる」

フジに手を取られフェンスの向こうへと向かう

これが私達のヴァージンロード

フ「A怖い?」

貴「フジとなら怖くない、大丈夫だよ」

そう言うとフジは私の方を向きふにゃりとした私の一番大好きな笑顔を浮かべた

そして、2人で前へと足を踏み出した

浮遊感の中で横を向けばフジも私を見ていた

フ「これからもずっと一緒だね」

貴「フジ、大好き、愛してーーーーー」


そこで私達の意識は消えていった









キ「っぁ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

目の前には赤、赤、紅

その中に高校の時からの親友と自分が好きになった女の無残な姿


周りの野次馬が集まってくる

叫び声、警察や救急車を呼ぶ人

どれもこれも耳を素通りしていく

俺は、俺は誰も救えなかった









エピローグ[キヨside]→←再会



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:最俺 , フジ , 最終兵器俺達
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なみの - 胸糞悪いけど、この歪んだ感じがめちゃくちゃ好きです! (10月12日 18時) (レス) @page15 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
紫優(プロフ) - 夜桜さん» 無いですよw まず、言葉遣いが可愛いって初めて言われましたww (2016年11月22日 17時) (レス) id: 53bd36ff39 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - そんなこと無いの!?www (2016年11月22日 16時) (レス) id: ad55b9172f (このIDを非表示/違反報告)
紫優(プロフ) - 夜桜さん» そんなこと無いですよww (2016年11月21日 19時) (レス) id: 53bd36ff39 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 可愛いですよ!言葉遣いがwwww (2016年11月21日 19時) (レス) id: ad55b9172f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫優 | 作成日時:2016年11月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。