26. ページ26
・
走ってお店を出て、少ししたら歩く
けど、田中くんの後ろを着いてきたからここがどこかなんて分からなくて無性に泣きたくなった
私がもっと可愛かったら田中くんに優しくされたのかな
私がもっと可愛かったら田中くんは笑ってくれるのかな
私がもっと可愛かったら･･･もっと、もっと･･･なんてタラレバを考えていたら視界が霞んできた
頬に伝わる暖かい感覚に自分が泣いていることに気づいた
なんで、泣いてんだろ。馬鹿みたい。
薄々気づいてた、田中くんが私に優しくなった時とか笑顔を見た時に胸が高鳴ったことに。
高校生にもなればこの感情の名前なんて知ってる
さっきイライラして悲しくなったのだって、分かってる
けど、この感情に名前をつけたくないて、認めたくなくて知らないフリをしているんだ
・
・
・
松「A、ちゃん？」
「北斗くん？」
松「なぁーんで泣いてんの」
可愛い顔が台無しだよ？と優しく笑いながら親指できゅっと頬を撫でられ、もっと涙が溢れた
松「ちょ、泣き止ませたいのに逆効果？」
今は北斗くんの温かさに縋りたくて、北斗くんの頬に伸ばした腕
でもそれは、後ろから伸びた腕に捕まった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1926人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きぬ(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！！えぇ、ほんとですか(；；)ありがとうございます！ぜひ見てみてください^^ (2020年12月20日 18時) (
レス) id: 62139ea35d (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - 完結おめでとうございます！急にデレになるの尊すぎますって･･･ 今までの作品もほとんど読んでるけど、まだ見てないの見てきますね！ (2020年12月18日 21時) (レス) id: d0e049e423 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きぬ
| 作成日時：2020年11月8日 21時
