その後のいちごみるく (ページ7)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:97,460 hit

7. ページ7

・

楽しそうにみんなが熱唱して、暗くなってきたからって解散することになった

りっちゃんはきょもの迎えの車に乗らせてもらうらしく、手を振った

森「ふっかはA送ってくべ？」

深「もちろん」

田「あーあ、きょも六花と佐久間くんは乗せてくのに俺と慎太郎はやだとか酷くね？」

「きょもっぽかったけどね」

田「お、きょものことわかってんじゃん」

渡「どーする？樹と慎太郎飯行く？」

森「あり！マック！」

渡「っしゃ！乗った！」

盛り上がっている翔太とタロちゃんと巻き込まれて迷惑そうな、嬉しそうな表情のじゅったん

深「んじゃ、俺らは帰るわ」

「またね。翔太、タロちゃん、じゅったん」

その言葉に「またね」と返してくれて、背を向けた

・

・

・

深「北斗のこと、好きにならないでね」

突然止まったふっかは悲しそうな声でそう言った

不安そうな、表情で

深「俺、北斗に敵わないじゃん」

「そんなことないよ、私は辰哉くんが好きだもん」

不安を取り除いてあげたい、という思いでの名前呼び

そんな小さな変化に顔を真っ赤に染めるふっかが、やっぱり好きだと改めて思った

「ふっか、安心してよ」

深「無理、貴方可愛すぎて安心できない」

「それは、お世辞ですか？」

深「そんなわけないでしょ、全部本音だから」

「私が好きなのはふっかだけだよ」

深「やっぱずるい」

ねぇ、もっかい名前で呼んでよ。と言うふっかを無視して歩き出した

無理だよ、だって呼ぶだけで心臓が止まりそうなんだもん