貴方と過ごした恐怖の夜【深夜廻】【2bro】 (ページ3)

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日記2 ページ3

私の家に着きました。
「ついたついた!!待っててね!!すぐ取ってくるから!!」
フユミ「分かった!!」
私はすぐに家に入って、フユミのやりたがっていたゲームを取りに行きました。
「ついでに漫画とかお菓子も持っていこ…」
私は、学校のバックを置いて、パジャマとゲームのソフトと、漫画と、ポテトチップス、チョコレートなどのお菓子を学校のバックに入れて、部屋を出ました。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
「フユミ!!お待たせ!!」
玄関の扉を開けてフユミの名前を呼びました。
…でも、返事は帰ってきません｡
「もしかして、先に家に行ったのかな…」
私は傘を刺して、フユミの家に向かいました。
気づいたらあたりは真っ暗です｡唯一の明かりは携帯のライトだけ…
「暗いなぁ…」
携帯を片手にバックを肩にかけて傘を刺しながら歩きました｡
？「こんな時間に1人でどこへ出かけるのですか？」
「!!」
聴き覚えの無い男性の声が聞こえて、驚いて辺りを見渡しました｡
…ですが、特に人影も見つかりません…
「き、気のせい…だよ…ね？」
？「いいえ。気のせいではないですよ｡私はお地蔵です｡｣
「へ？」
私の横にあったお地蔵様が喋っていたなんて思いもしませんでした｡
お地蔵様「自動地蔵サービスへようこそ｡ご利用になりますか？」
「じゃあ、一応…」
私は10円玉をお供えした。
お地蔵様「…少ねぇなぁ…」ﾎﾟﾂﾘ…
「え？」
お地蔵様「ご利用、ありがとうございました。」
「ちょっと変な言葉が聞こえた気がしたんですが…気のせいですよね…」
お地蔵様「本当は100円くらいがいいんだけど…」ﾎﾟﾂﾘ…
「…本音ですか？」
お地蔵様「…」
ちょっとおかしなお地蔵様を見つけて、びっくりしました。喋るし…しかもちょっと毒舌だし…
「…あ！！そうだ！！」
3歩くらい進んだところで3歩戻りました。
「お地蔵様、ここでちょっと背が高い青いリボンつけた女の子見ませんでした？」
お地蔵様「ﾏﾀｵﾏｴｶｯ!!」
さっきとは全く違う声で答えました。
「えぇ？？」
お地蔵様「ﾐﾃｵﾗﾝﾜｯ!!」
「あ、ありがとうございます!!」
お地蔵様に私がお辞儀すると、お地蔵様は堂々と腕を組んで偉そうに胡座をかいていた。
お地蔵様「ｲｸﾝﾅﾗﾄｯﾄﾄｲｹｪ!!」
(つ、ツンデレかな…)