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奇妙な出会いから数日、あれから変わったことといえば残業が少し減り、定時に帰れる日が週に数回増えた。これもだるまさんたちのおかげなのかな、とお礼の品となるせさんから貰った御守りを手に、神社のある場所に向かった。
『…あった、』
大きな鳥居を潜って、参道を歩く。相変わらず季節外れの桜は満開でゆらゆらと揺れているが、地面には花びらが1枚も落ちていない。
拝殿の前に猫と遊ぶなるせさんの姿が見えて声をかけると、ぱっと顔を上げてこちらに走ってきた。
「Aっ！」
『わ、なるせさん。久しぶり』
「久しぶり、元気だった？なるせに会いに来たの？」
『うん、なるせさんたちに会いに来た。食べるものと飲み物、色々買ってきたからみんなで食べよ？』
「そこは嘘でもなるせに会いに来た♡♡って言えよ！」
だるまたちこっちにいるよ、とわたしの手を引くなるせさんの右腕の中には、にっこり笑顔のネコがいた。
凡そ現世では見ない表情のネコに呆気にとられていると、それに気づいたなるせさんが声を上げた。
「これね、なるせのねこ。ん〜相棒……あ、神使ってやつ？」
『へぇ…かわいいですね…』
「あとで抱っこさせたげる。あ、いた、だるまぁ〜ありさか〜A来た！」
拝殿の裏側の、桜の木の下に2人は座っていた。
足元には湯呑みが2つ置いてある。
「うぃ〜、久しぶり」
「久しぶり〜元気やった？」
『うん、元気だよ。この間はありがとう、これお礼にって思って…』
紙袋をだるまさんに差し出すと、3人仲良く袋の中を覗いた。各々袋の中から気になるものを取り出して、子供のようにはしゃいでいる。
「うわなんこれうまそ〜！」
「こんなにたくさんいいの？」
『うん、この前泊めてもらっちゃったし、何より気分転換になったから。好きな物がわからなかったから、適当に買ってきちゃったけどよかったらみんなで食べて？』
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yura(プロフ) - くくくさん» 最後までお読み頂きありがとうございました…！別作品も楽しんで頂けましたら幸いです！ (3月4日 21時) (
レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
くくく - 泣いちゃいました…次回作楽しみにしてます (2月29日 15時) (レス) id: 9c08b4fe18 (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - をわさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました！次回作もよろしくお願いいたします…！ (10月6日 14時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
をわ(プロフ) - お疲れ様でした！！リアルタイムでこの作品を追いかけることができて幸せでした！次作も楽しみにしております…！！ (10月5日 1時) (レス) @page50 id: ab4027dd5b (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - をわさん» そう言っていただけて嬉しいです…！完結までお付き合い頂けると嬉しいです◎ (8月23日 22時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yura | 作成日時：2023年6月4日 13時
