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「あとは俺らに任せて、Aさんはあったかい風呂はいって、たくさん寝て…起きたら元気な顔見せてな」
「そうそう。Aはなぁんも心配せんでいいから」
『…ありがと、』
「ほら、中入ろ？お風呂あっためてあるから」
なるせさんに手を引かれて、拝殿に向かう。
そのままお風呂場に押し込まれ、数日ぶりにゆっくりと湯船に浸かっていると、磨りガラスの向こうに人影が見えた。
「着替えとかここに置いとくから」
『…ありがと』
「ん。ごゆっくり〜」
人影が小さくなっていくのを眺めながら、ゆっくりと湯船に沈んでいく。しっかりと肩まで浸かり、大きく息を吐く。入浴剤の淡い花の香りが鼻腔をくすぐり、温かさも相まって眠気が一気に襲ってくる。
ゆっくりとした動きで湯船から出て、脱衣所に置かれたタオルで体を拭き、用意されたパジャマを着る。自分の家で使う洗濯洗剤とは違う、優しい石鹸の香りがした。
『おふろ、ありがとうございました』
「きたきた。ほら、なるせのとこおいで〜」
広間に着くと、ドライヤーを持ったなるせさんが待ち構えていた。大人しく彼の前に座ると、優しい手つきで髪を梳く。ごうごうと当たる熱風と、彼の優しい手つきに再び眠気が蘇る。
「乾いたよ……Aもう眠そうだね、みんなで一緒に寝ようね。」
『ん...ねる、』
ドライヤーをちゃぶ台に置いたなるせさんに手を引かれ、広間に敷かれた布団の上に寝転がる。4枚の布団をピッタリとくっ付け、左右をなるせさんとだるまさんに挟まれる。2人のあたたかい体温のおかげか、すぐに眠りについた。
「とりあえず1週間くらいは休めると思う」
「......Aに酷いことするやつらなんか 殺 せばいいのに」
「Aさん、自分のせいって責めそうやしなぁ。とりあえずはこれでええんちゃいます？」
「この一週間、今までお世話になったぶんしっかり甘やかしたろな。」
「…そーね。」
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yura(プロフ) - くくくさん» 最後までお読み頂きありがとうございました…！別作品も楽しんで頂けましたら幸いです！ (3月4日 21時) (
レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
くくく - 泣いちゃいました…次回作楽しみにしてます (2月29日 15時) (レス) id: 9c08b4fe18 (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - をわさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました！次回作もよろしくお願いいたします…！ (10月6日 14時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
をわ(プロフ) - お疲れ様でした！！リアルタイムでこの作品を追いかけることができて幸せでした！次作も楽しみにしております…！！ (10月5日 1時) (レス) @page50 id: ab4027dd5b (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - をわさん» そう言っていただけて嬉しいです…！完結までお付き合い頂けると嬉しいです◎ (8月23日 22時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yura | 作成日時：2023年6月4日 13時
