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『これ、よかったらどうぞ?』

「え!いいのぉ!?」


やったあ!と嬉しそうに笑う彼は、いそいそと先程の布団の上に座ってプリンの蓋を開けている。微笑ましくその様子を眺めていると、茶髪の彼と目が合い手招きされ、彼らの近くに腰を下ろした。


「うちの子がすみません…」

『気にしないでください、こちらこそ急にお邪魔してすみません…』

「お姉さんがここに来れた理由はさっきだるまから聞いた。
…最後に人が来たの、もう100年以上前やからだるまも浮かれてるんやろなぁ」


『…100年、ですか』

「そう、100年。
……だるま、お姉さんに俺らのことちゃんと言った?明らかに怪しい目で俺の事見とるんやけど…」


「カミサマみたいなもんって言ったよな?」

『…はい、聞きました、でも、』

「まぁ普通は信じられないよね、」


確かに信じ難い話ではあるが、この神社の存在と銀髪の彼がわたしの願い事を知っていた点を考えると、本当にそうなんじゃないかと思ってしまう。じぃっとこちらを見る6つの目に、わたしを騙そうと言うような気配は感じられない。大人の見た目をしているのに、子供のような純粋な目だ。



『…信じますよ、みなさんのこと。』




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yura(プロフ) - くくくさん» 最後までお読み頂きありがとうございました…!別作品も楽しんで頂けましたら幸いです! (3月4日 21時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
くくく - 泣いちゃいました…次回作楽しみにしてます (2月29日 15時) (レス) id: 9c08b4fe18 (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - をわさん» 最後までお付き合い頂きありがとうございました!次回作もよろしくお願いいたします…! (10月6日 14時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)
をわ(プロフ) - お疲れ様でした!!リアルタイムでこの作品を追いかけることができて幸せでした!次作も楽しみにしております…!! (10月5日 1時) (レス) @page50 id: ab4027dd5b (このIDを非表示/違反報告)
yura(プロフ) - をわさん» そう言っていただけて嬉しいです…!完結までお付き合い頂けると嬉しいです◎ (8月23日 22時) (レス) id: 5f689998c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yura | 作成日時:2023年6月4日 13時

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