__037 ページ38
.
何も言えずに固まるわたしに、テヒョンくんはさっきわたしから奪い取ったスマホを返してきた。
そしてもうひとつ、自分のスマホのロックを解除してわたしに渡す。
『ちょ…なに？どういうこと？』
TH「番号教えて。」
その目が早くと言っている。
けれどここでわたしが彼のスマホを操作したら、きっとわたしは甘えてしまう。
"利用すればいい。"
そんな悪魔の囁きがさっきから耳からこびりついて離れない。
――――――あーあ、ほんと馬鹿だね。
頭の中でもう1人の自分が嘲笑う。
ゆっくりと数字を押していくわたしの親指。
最後の数字を押し終わり、一瞬の躊躇いも無く発信ボタンに触れれば、数秒後には反対の手に握られているわたしのスマホが震え始めた。
そうしてアッサリと番号をゲットしたテヒョンくんが嬉しそうにわたしの手からスマホを取っていく。
そしてやっと手を付けてもらえたテーブルの上のお茶を飲み干すと彼は立ち上がった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリエ(プロフ) - あー！！！続き気になりすぎます！こんな風にテヒョンに思われたい！！！！！！！ (2018年4月26日 13時) (
レス) id: 1c71f87990 (このIDを非表示/違反報告)
エミ(プロフ) - 好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！頑張ってください(^｡^) (2018年4月10日 22時) (レス) id: 6a1c8f6a6d (このIDを非表示/違反報告)
ＮＯＡ - うわぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁ整形したくなったぁぁぁぁぁ笑 これすっごい面白いです！続き待ってますね＾＾ (2018年4月3日 23時) (レス) id: e6da269ced (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - めっちゃ面白いです！ (2018年4月1日 18時) (レス) id: 6a86f83fe9 (このIDを非表示/違反報告)
愛嬌(プロフ) - 面白いです(^^)お気に入り登録させて頂きました (2018年3月31日 9時) (レス) id: 4d270e3caf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おと。 | 作成日時：2018年3月29日 0時
