HAPPY ENDING 8 (ページ10)

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『あ、ごちそうさまでした…
俺が片付けるよ』

DK「ありがとうございますw」

『お母さんに美味しかったとお伝えください…』

DK「Aヒョンがたくさん食べたって
伝えときますねw」

『ごめんってw 食べすぎた…』

DK「全然いいんですよw」

無意識に食べすぎたのが恥ずかしくて
そそくさと片付けを始めるAヒョンが愛おしい

『ドギョマ、シャワーは？』

皿洗いをしているヒョンを眺めていたら
そう声をかけられた

DK「家で入ってきました」

『お、じゃあ続き見る？』

DK「見ましょう！」

机の上を片付けて

ヒョンが入れてくれたコーヒーを手に
ソファに座って続きを再生する

物語はここから恋が発展しそうなところで
この先どうなるのかを考えてドキドキした

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物語の中盤

左の肩に重みを感じて横をむくと
Aヒョンが僕の肩にもたれかかっている

眠くなったかな？と思って
顔を覗き込むと真剣な瞳と目が合った

『ん？どうした？』

DK「いや、寝たのかなと思って」

『あ、ごめん、重かった？』

DK「いや、全然大丈夫ですよ」

『ほんとに？』

DK「いや、ちょっとごつくなったなとは
思ったけどwww」

『…ごめん』

DK「www冗談ですよ！」

『…ほんとにごつくなった？』

DK「筋トレの成果ですねw」

『…嬉しいような、悲しいような』

DK「www」

少し拗ねたAヒョンをなだめて
肩に持たれさせる

昔は僕からもたれかかることが多かったけど
ヒョンからはほとんどなかったから

気を許してくれてるのかなと思うと
自然に嬉しい気持ちになって口角があがる

少し大きくなったその肩幅も
ほどよく筋肉の付いた二の腕も

全部ヒョンの努力の証だから
そんな姿も全部素敵だと思うことは
ヒョンには黙っておこう

左肩の温もりを感じながら
そんなことを考えている間に物語は少し進んでいて

テレビに目を戻すと

ヒロインが自分の理想の恋について
語るシーンに入っていた

.

ー1分1秒すべてにときめかなくても、
1度抱きしめるだけで
1日の疲れがすべて洗い流されるような恋ー

そういう恋がしたいと語るヒロイン

真剣にテレビを見つめるヒョンの顔を
僕はそっと盗み見する

ヒョンにもそういう人がいるのだろうか

ふと何かを考えるような顔をして
テレビをぼんやり見つめるヒョンを見ながら

少しだけ胸が痛んだ

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