HAPPY ENDING 8 (ページ2)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:38,941 hit

2 ページ2

.

ソファから
発音をチェックしてもらってるAを眺める

韓国語上手になったな

いっぱい練習したんだろうな

デビューの頃はまだ発音も拙く
パートも少なかったAやジュンやミョンホが

少しずつ増えた自分のパートで
綺麗な発音を披露したり

韓国語でソロ曲を出したりするたび
誇らしい気持ちになる

きっとウジも同じ気持ちで
Aの歌を嬉しそうに聴いていた

WZ「うん、その発音で
あとはいいんじゃない？」

『ほんと？ありがとう』

発音の確認を終えて立ち上がる2人

WZ「じゃあ俺、そろそろ行くから」

『うん、ありがとう！』

HS「我らがPD、打ち合わせファイテン！」

WZ「はいはい」

3人で作業室を後にする

打ち合わせに向かうウジを見送って
俺はAと練習室に向かった

.

HS「発音上手になったな」

事務所に向かって歩きながら
さっきの感想を伝えると

『ほんと？』

嬉しそうに笑うA

『スニョンは？作曲はどう？』

HS「めっちゃ楽しい
いい音が出来たときの感動がやばい」

『わかる、ウジも教えるの上手いし』

HS「うんうん」

同じようにウジに作曲を習って
最近アルバム曲をつくったA

ふたりでする会話は
自然と曲作りの話になる

HS「作曲は楽しいんだけど作詞がな…
難しいんだよな」

『スニョン得意そうなのに』

HS「Aは？どうやって考えてた？」

『俺まだ初心者なんだけどw』

HS「参考にするだけ」

『うーん、
ボムジュヒョンとかボノニに聞いたのは…
まず大きなテーマを決めるでしょ』

HS「うん」

『そこを基準に考えていくんだけど
初めは自分の経験とか、身近なことから
歌詞にするといいんだって』

HS「それが難しいんじゃんか」

『そうなんだよねw』

HS「この前のはどうやって考えた？」

『あれはめっちゃ実体験』

HS「ほう」

『それをもとにメンバーとかファンに
伝えたいことを歌詞にした感じ』

実体験を元に伝いたいこと…
そんなこと理解してても難しいよなあ

『まあ要は誰に伝えたいか、だなと思った』

HS「誰に？」

『うん、ウジの曲はさ、
CARATへのポジティブなメッセージでもあるし
誰が聴いても共感できるような部分もあって』

HS「それに全曲
俺たちSEVENTEENに向けられた曲」

『そうなんだよな』

その中に
お前に向けられた感情もあると思うけど

という言葉は
心の中に飲み込んでおいた

.