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真剣な横顔を見つめていると、
「見過ぎ。どうした？」
そうやってふふって笑うもんだから
胸がきゅーっと締め付けられる。
ハンドルを握る北斗さんは言わずもがなかっこよくて
こんな幸せをもたらしてくれるなんてまさに恵みの雨。
まあ、私が歩いて出勤していれば
北斗さんがずぶ濡れになることはなかったんだけど。
自転車で通える距離なんだから車だと一層近くて
道を説明してたらあっという間に着いてしまった。
濡れないようにと、
入り口のぎりぎり近くまで車を付けてくれる。
スマートすぎてくらくらしちゃう。
つかの間の特等席が名残惜しい。
もう少し乗ってたかったな。
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作者名：micco | 作成日時：2020年2月1日 0時
