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経営学を学んだのも、
コーヒーの会社に勤めたのも、
全部この店に還元するためなんだって。
よっぽど大切なんだな。
「東京に出た方が色々あるじゃん。
個人店はどうしても視野が狭くなりがちだからね。」
社会勉強も必要でしょ、と一言。
今日もお疲れさま。
そういってコーヒーの入ったカップを置いてくれた。
「素敵です、そういうの。」
かっこいい。
そこまで固い意志を持ってやりたいこと、
私にはないから羨ましくもある。
カップを傾け香りを大きく吸い込む。
目を閉じて一口含むと、柔らかな酸味が広がった。
今日も美味しい。
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作者名：micco | 作成日時：2020年2月1日 0時
