後輩の私を落とせるか賭けをしてるクズ先輩【呪術廻戦】

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『ーーってコトがあったんですよ！』

家｢ほー……ま、あのクズ共ならやりかねない遊びだな、ドンマイ｣


女子寮に戻った私は着替えてから
家入先輩に速攻連絡した

そして休憩スペースで
昼に見た出来事とさっきの教室での出来事を
伝えた



『新入生歓迎会で家入先輩が“あのクズ共に気をつけな”って言ってた意味が分かりました……』


新入生歓迎会では
私たち1年を盛大に歓迎してくれた五条先輩
と
どんな時も冷静で頼れる優しい印象の夏油先輩
って感じだったから家入先輩の言葉が最初はよく分からなかった

でも今は


『はぁ…かっこいい先輩2人を一気に失いました…』

ガクッとその場で肩を落とす

家｢かっこいいとは思ってたんだ｣

『そりゃ……でも残念です』



家｢…んじゃさ、見返してやろーよ｣

タバコに火をつけた家入先輩は窓から煙を吹き出す
もう数日でタバコは見慣れたので驚かない


『えっと、見返す……とは？』


家｢そうそう、アイツら今Aを落とそうとあの手この手でアピールしてんだろ？
だったら全部受けた上で全く靡かないでさ、アイツらのプライドへし折ってやりゃいーじゃん｣


『なる…ほど？
んー、でも騙してるみたいでなんだか……』


その時家入先輩がガっと私の肩に手を添える

家｢私はね、可愛い後輩の純粋な気持ちを
クズな賭けで踏み潰したアイツらに目にものを見せてやりたい！
コレもAのため…！分かってくれるか？｣




『家入先輩……そんなに私の事を気にかけてくれてるなんて……！

分かりました！
私、五条先輩と夏油先輩の賭けを絶対に成立させない様にします！
分かってればなんてことないです！！』


家｢いい子だ！｣

家入先輩がそう言って私を抱きしめる
タバコの匂いとは違う家入先輩の匂いに包まれる

家入先輩…優しい人だなぁ…


家｢…(こんな面白そうなこと傍観するに決まってる)｣



家｢よし、そうと決まれば女子会だな。
明日の放課後って空いてる？｣


さっきまでの熱の入った表情とは変わって
いつものクールな感じになった家入先輩


『明日ですか？
日中は七海くんと灰原くんと任務ですがその後は予定は無いです』


家｢よっし、それじゃ決まりだな｣


あれ…補助監督の部に女子は居たかもしれないけど
呪術師としては私たち以外いないって夜蛾先生が言っていた気がする


家｢あー、あのクズ共を知る人を2人呼ぶつもり。ま、お楽しみに｣


そう言って家入先輩は自分の部屋に戻って行った

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