後輩の私を落とせるか賭けをしてるクズ先輩【呪術廻戦】

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『灰原くん、さっき伝え損ねたけど私今日は用事あるから寮に戻るね』


灰｢あ、うん！分かった！また明日ね｣

灰原くんに嘘をつくのは忍びないけど
今日は許してもらおう

『七海くんもまた明日ね』

七｢ええ…｣


カバンを手に持ち
目の前の五条先輩と夏油先輩の間を抜ける

『先輩方もお先に失礼します』

顔を見ないようにペコっと頭を下げてその場を離れようとする


五｢あ！まて！｣

五条先輩がそう言って私の手首を掴む
力が強いので振り解けない

『…なんでしょうか』

諦めて一言いうと

五条先輩は自身の手をサングラスにかけて
カッコつけながら外す

そして無言でグイッと私に顔を寄せる


五｢……｣
『……』

数秒の無言の時間


五｢っし！お前至近距離で俺の顔見たし俺に惚れただろ？｣


そうドヤ顔で言い放つ五条先輩


『はぁ？』
マジで何言ってんだこの人…


五｢大抵の女は俺の顔みてキャーキャー言うからな。
告白してきてもいーぜ｣


『はぁ？』
どうしよう短時間でこんなに意思疎通出来ない会話をする機会が来るなんて……


五｢俺ほどじゃねーけど、よく見たらお前もそこそこ顔が整ってるし、どーしてもって言うなら俺のー｣


『すみません、ムリなので帰ります』


五｢そうそうこの俺のー…ってえ？｣

拍子抜かれた様な声を出した五条先輩
その隙を見逃さない私は掴まれた腕をﾌﾞﾝｯと思いっきり振り払い五条先輩と距離をとる


固まる五条先輩
と
笑いが抑えられない夏油先輩
を廊下に置き去りにして
私は女子寮まで堂々と歩き出した






ーーーーnoside 教室


夏｢クック…あははっ｣

女子生徒…Aの姿が見えなくなった時
耐えきれず夏油は笑い声をあげる

五｢……は？｣


夏｢悟、さすがにあの態度で顔見せただけで落とせるって考えは安易すぎなんじゃないかな？｣


五｢俺の顔をあの至近距離でみつめて落ちない上に
あの態度……なんなんだよアイツ…！｣


夏｢ひぃ｣


笑いが止まらない夏油とわなわなと悔しそうにする五条

七｢(ろくでもないことをしようとしているのが伝わる…)はぁ｣

灰｢なんだろ、楽しそうだね！｣


今後起こりうる面倒な出来事を予期してため息をつく七海にそんなことなど露知らずな灰原の視線はAが出ていった教室の扉をみていた






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続きは明日更新予定です！
意欲が続けば最後まで更新します！

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