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主 6歳の頃
ーーーーー
父｢A！
お前が“御三家の新年会にどうしてもついて行きたい”
というから連れてきたというのになんだその手土産は｣
私の家、A家の当主であるお父さん。
そのお父さんが今怒りながら私を指さす
『えー、だって
“ごじょー家のご当主さまの目の疲労を労うものを各自持参してほしい”って新年会参加者に通達があったんでしょ？ それならコレでいいじゃん』
まだ拙い術式で頑張って作った
“呪力阻害の力が込められたサングラス”
をお父さんに見せつける
父｢それはそうだが、そこはもっとこう……
編笠とかお面とか黒子の布とか……
和装にあった物を用意せんか…｣
『そんな古臭いのやーだよ』
私は父の隣からスルりと抜け出してべーっと舌をだす。
父｢あ、こらっ！
はぁ…せっかく五条様に成長したAの術式をお見せする機会だったのに…
ひとまず今回は私がご挨拶と手土産を渡す。
Aは大人しく出された料理を食べて待ってなさい｣
ため息をついた父は残念そうに人が集まる部屋に向かって歩き出した。
なんだかんだ父は私の実力を認めてくれている。
だからお披露目出来ないことに残念がっているのだろう
なんだかんだ私に甘いお父さん。
『よーし、挨拶周りはお父さんに任せて
私は美味しいおせち料理堪能するぞ〜！』
なんたってコレが目的で無理言って今日の新年会に着いてきたんだから…！
男｢いいか、今日の目的忘れるなよ｣
娘｢分かってるわお父様。
五条家ご当主様に挨拶してお近ずきになる｣
男｢よし、さすが私の娘だ。しっかりやるんだぞ｣
その時近くにいた親子からそんな会話が聞こえてきた
『……ﾓｸﾞﾓｸﾞ』
よくよく会場を見渡すと綺麗な装いをした同い年ぐらいの女の子や男の子が結構いた。
みんな目がギンギンしている。
先程聞こえた会話的に
ごじょー家のご当主さま
が目的なんだろう
『…せっかくの新年もこんな空間じゃ休まらないなぁ…
ご当主さま可哀想…』
ﾓｸﾞﾓｸﾞとご飯を食べながらそうボソッと呟いた
それが周りに聞こえたらしく ギロリと思いっきり睨まれてしまった
『げ…は、ははは』
私はその場の空気と視線に耐えられずお餅を手に持って会場を出た。
『お父さんが戻るまでどこか人が居なくて静かなところでお餅食べ…あ。』
その時使ってなさそうな五条家の倉庫が目に入った。
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amro(プロフ) - むーこさん» むーこさん、コメントありがとうございます！面白いと思っていただけてとっても嬉しいです♡ 読んでいる時の考察の点と点が線に繋がる感覚とってもワクワクしますよね！是非近い更新をお待ちいただけますと幸いです(*´˘`*) (2月12日 8時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - grayさん» grayさん、コメントありがとうございます！大好きと思っていただけただけでも嬉しいのに伝えてくださりとっても嬉しいですっ！ちまちまにはなりますが更新していく予定なので是非今後もよろしくお願い致しますっ(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - すっごく面白いです！自分の中で もしかして。。。と考察が浮かんできて、続きを待ち遠しく思ってます！更新頑張ってください〜！！ (2月11日 17時) (レス) @page22 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです。更新頑張って下さい！ (2月4日 11時) (レス) @page22 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - しろりんさん» しろりんさん、コメントありがとうございます！続きを楽しみにしていただけて嬉しいです！そんな展開もあるかもですね…！この後どんな展開で先輩2人との関係を築いていくかお楽しみにです(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (1月21日 17時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2024年1月19日 17時
