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夏「ねぇ、A。」
五条先輩が部屋から出ていって静かになった部屋
そんな中、夏油先輩が私に声をかける
夏「何で和スイーツにしたの?」
『あれ、私が甘いもの好きなのご存知ですよね?
任務の後の甘いものは格別ですからね!
それに五条家で昔に食べたお汁粉がとっても美味しかった記憶があったのでついつい……』
せっかくのご好意なら甘えないとね
きっと灰原くんも「いいんですかありがとうございますおにぎりで!」とか言ったんだろうなあ
あー、灰原くんと七海くん、今頃何してるかなぁ
私が2人に連絡取ってみようとケータイを出している時
夏油先輩は顎に指を添えて何か考え事をしていた
夏「……ねぇ、A。ちょっと聞いてもいい?」
『なんでしょうか?』
夏「京都校の前で “小さい時、お正月に五条家に来た事がある”って言ってたよね? 」
『ああ、はい。私が6歳の時に1度だけ。
五条家で新年会が開かれる時に私の家も招待されて、
父と私がお邪魔したんです。
いやーその時に食べたお汁粉とかお雑煮とかがとんでもなく美味しくてさすが御三家のおもてなし料理だなーって』
家で食べたおせち料理は自分と母の手作り。
不味くは無いが所詮一般家庭の味。
小さいながらも美味しいものを食べたい一心でお父さんに頼み込んで着いてったんだったっけなあ……
そう当時のことを思い出していると
夏「でも何か問題が起きたんだよね?」
夏油先輩がそう聞いてきた
『あー…そうなんですよ。
新年会の途中で五条家のご当主さまが姿を消したとかで色々大事になって……』
ってか今思い返すとあの時姿を消したご当主って
五条先輩か……
小さい時から色んな意味で周りを巻き込む嵐のような人だなぁ
常に私を見下して笑っている五条先輩の顔が頭に浮かぶ
五条先輩に関わるとろくな事にならないな…
そう考えていると目の前の夏油先輩は
先程より考え込む雰囲気が強まった
夏「……ねぇその時って他に同じくらいの歳の女の子っていた?」
やけに当時のことをきいてくる夏油先輩
『うーん…色んな家の人が跡取りとか連れてきてたので沢山いたと思いますよ』
夏「そっか……」
期待がこもった目を一瞬で残念そうにする夏油先輩
『いやー、あの日人が多くてなんか嫌になってどっかの倉庫に隠れてお餅食べてたんですよね』
夏「……え…?」
当時のことをゆっくり夏油先輩へ話し始めた
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amro(プロフ) - むーこさん» むーこさん、コメントありがとうございます!面白いと思っていただけてとっても嬉しいです♡ 読んでいる時の考察の点と点が線に繋がる感覚とってもワクワクしますよね!是非近い更新をお待ちいただけますと幸いです(*´˘`*) (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - grayさん» grayさん、コメントありがとうございます!大好きと思っていただけただけでも嬉しいのに伝えてくださりとっても嬉しいですっ!ちまちまにはなりますが更新していく予定なので是非今後もよろしくお願い致しますっ(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - すっごく面白いです!自分の中で もしかして。。。と考察が浮かんできて、続きを待ち遠しく思ってます!更新頑張ってください〜!! (2月11日 17時) (レス) @page22 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです。更新頑張って下さい! (2月4日 11時) (レス) @page22 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - しろりんさん» しろりんさん、コメントありがとうございます!続きを楽しみにしていただけて嬉しいです!そんな展開もあるかもですね…!この後どんな展開で先輩2人との関係を築いていくかお楽しみにです(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (1月21日 17時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2024年1月19日 17時