後輩の私を落とせるか賭けをしてるクズ先輩【呪術廻戦】

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『っと！到着〜！』

夏油先輩の呪霊が私たちを京都校の敷地内に下ろした


五｢ふぁ〜寝みぃ……
俺たちあの辺に居るからさっさと行ってこい｣

欠伸をしてだるそうにする五条先輩がベンチにドカッと腰掛ける


確かに2人の任務はこれで終わりだ
納品まで付き合わせる訳にはいかないな


『そうします。ここまで送って下さりありがとうございました』

夏油先輩と五条先輩に持ってもらっていた荷物を受け取りぺこりとお辞儀をする


夏｢着いてかなくていい？｣


『お気遣いありがとうございます。お2人に任務以上のことさせる訳にはいかないので…では行ってきます！』


そう一声かけて私は京都校の教員室に向かって歩き出した


荷物運びの護衛だから帰りは恐らく別なんだろうなぁ
先輩2人はせっかく京都に来たんだしどこか寄ってから帰るのかな……



そう悶々と考えながら教員室へ行くと
楽巌寺学長が出迎えてくれた


楽｢ほぅ、お主が呪具師の末裔か……予定より早かったの｣


私の顔をじろりと覗き込むように視線を送る楽巌寺学長


『……搬入の件が外部に漏れたため少し早めに移動しました』

楽｢そうか…まぁお主なら特に問題なかったであろう。
荷物は奥の倉庫へ頼む。ご苦労じゃった｣

それだけ言うと楽巌寺学長は自室に戻っていってしまった。



うーん、相変わらず何考えてるか分からない人だ……




作成した呪具を言われた通り奥の倉庫へ持っていき
丁寧に倉庫に収めた



歌｢あれ？A？｣

倉庫からでたらこの間の女子会でご一緒した歌姫先輩が声をかけてくれた

『わ！歌姫先輩！会いたかったです！』

柔らかくていい匂いのする歌姫先輩にギュッと抱きつく

歌｢相変わらず可愛がりがあるわね……
今日はどうしたの？｣


『任務で京都校までお邪魔させていただいて今終わったところです！』


歌｢そうだったのね！
あ、任務終わりで予定無いならこの後一緒にご飯行かない？｣

歌姫先輩がパチッとウインクで私を誘ってくれる
そんな大好きな先輩の申し出……！

『やった〜！是非！』

歌姫先輩と京都ご飯やった！


歌｢A1人で来たの？｣

『あ…実は……』

ここに来た経緯を話そうとした時


女子生徒A｢ねぇ、早く行こ！｣
女子生徒B｢絶対お近ずきにになりたい！｣


ドンッと私に見向きもせず押し飛ばす女子生徒

歌｢ちょっ！こら！｣

私に気を使った歌姫先輩が女子生徒を追いかける

その後を追うのだがなんだか嫌な予感がする……

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