後輩の私を落とせるか賭けをしてるクズ先輩【呪術廻戦】

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五｢何で俺がこの雑魚に気を使わなきゃなんねーんだよ｣

五条先輩が私の頭の上に指を刺してグリグリと押してくる
身長が縮んだらどうするんだ…

『ちょっと、やめてくださいっ！

夏油先輩、荷物は元々私が運ぶ予定でしたので
お気になさらず。でも持つの手伝ってくれてありがとうございます』

夏油先輩へ向けて改めてお礼を言う


夏｢ちゃんと素直に言葉にできるAはいい子だね。
悟も見習ったら？｣


五｢だぁれがこんなやつ！｣



ｻｻﾞｯｰ

森の中で怪しい風音が聞こえた




夏｢…見張りが2体祓われた……悟。｣


五｢分かってる…2時の方向に1人、8時の方向に2人……潜んでる｣


さっきまでの雰囲気と打って変わって
ビリッと張り詰めた空気が漂う


夏｢…悟とAは2人で1人の方、私は2人相手の方に向かう｣

『えっ、それじゃあ夏油先輩が人数不利に…っ』

そう声をかけるが

夏｢ふふ、心配してくれてありがとう。でも大丈夫。
荷物は一旦Aに返すよ。

悟、Aの事頼んだよ｣


それだけ言って夏油先輩は1人で森の奥に走って行ってしまった



『げ、夏油先輩！1人で大丈夫なんでしょうか…』

夏油先輩が消えていった森の奥をオロオロして見つめる
が肩をガッと五条先輩に掴まれる

五｢大丈夫だって、俺と傑は最強なんだ。負けねぇよ｣

そう私に言い放つ五条先輩は真っ直ぐな確信を持った瞳で森の奥を見つめていた


本当に信頼し合ってるんだ…
そう私にも感じた


五｢さて…仕方ねぇ、任務ちゃんとやってやるか…｣


『えっ、えぇっ』

そう言って五条先輩は私を俵のように担いだ

『お、重っ！重いので降ろしー』


五｢あ？俺別に感じねぇーよ。

俺がいる限りお前に傷1つつくことは無い。
お前はただ荷物を手放さない様にすることだけに集中してろ｣

『ひぇっ』

その瞬間五条先輩はビュンッと移動した。
ジェットコースターなんてもんじゃなくとにかくスピードが早かった

そして待ち構えていたと思われる呪詛師の元に飛び出した


呪詛師｢獲物が自分から目の前に現れるとは…手間が省けるぞ…っ！｣


呪詛師は私に向けてナイフを投げる

直撃するっっそう思って目をつぶるが一向に痛みはこない
ゆっくりめを開けると私の目の前でナイフがピタリと止まっている



五｢いちいちビビんなっての。言っただろ、俺がいる限りお前に傷1つつくことは無いって｣


そして私を担いだまま五条先輩は呪詛師をあっという間に撃退した

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