後輩の私を落とせるか賭けをしてるクズ先輩【呪術廻戦】

17_五条side ページ17

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五｢おい、傑お前なんで朝から居なかったんだよ！｣

昼休みの時間に任務から戻ってきた傑に詰め寄って問いただす

五｢今日任務あるなんて言ってなかったじゃねーか！｣


夏｢まぁ、昨日までは無かったからね｣

そう気にもとめないと言うように返事をする傑

五｢お前、アイツの任務に着いてったらしいじゃねぇか。賭けの為に慌てすぎじゃね？｣


午前中のヤガセンの話だと
傑が自らアイツの任務に同行すると申請して着いて行ったらしい

夏｢ちょっと気になることがあってね｣


それだけ言うと傑は午後の授業の教科書を取り出す

五｢……ッチ｣


傑はそれ以上話すつもりは無いらしい
何企んでんだこいつ……

まぁいい、放課後は俺が1年の教室行って構ってやろう









夜｢以上、今日はここまで。解散｣

ヤガセンの授業が終わりあっという間に放課後
朝は傑に先を越されたから放課後は俺様から1年を構いに行ってやろう

もちろん賭けのためにな



夏｢そんな急いで荷物まとめてどーしたの？｣

五｢ふん、傑には言わねー｣


カバンを背負い
教室の扉を勢いよく開ける


『うわ、五条先輩……』

五｢……あ？｣

扉を開けると目の前にはこれからからかいに行ってやろうと思っていた本人が待ち構えていた

五｢お、丁度いい、おまー｣


話しかけようとするとそいつは俺の横をするりと抜けて教室に入る


そして
『家入先輩お疲れ様です！』
家｢お〜、A！今日も肌モチモチだな｣


背後で硝子と群れるアイツの声が聞こえる

……硝子に会いに来たのか
そう考えていると

『あ、夏油先輩に渡したい物があって』

家｢えっ｣
五｢はぁ？｣

アイツの言葉に耳を疑った
どうやら硝子も意外だったらしく驚いている

等の本人は透かした顔をしてやがるのがムカつく


夏｢やあ、A。朝の任務ぶりだね｣


『夏油先輩、今日午後私自習だったので車で話していた物ちょっと作ってみました。試作品ですが良ければ…』



俺と硝子はゆっくり傑の背後に周り
後ろからその様子を見た


夏｢これは…手袋？｣

『はい。夏油先輩は格闘技を嗜むとのことでしたので下手に武器をお渡しするよりこういうサポート物がいいかと思い用意してみました』


傑は渡された手袋を早速はめてみる

夏｢……うん！薄手でしっくりくるし、なんだか呪力が馴染む気がする！ありがとうA｣


『はい！』

2人の間の呑気なオーラに
なんだかイラッとした……

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