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『うぅ…寒い……』
季節は4月
春とはいえ夜は冷える
女子会が終わって家入先輩と寮に戻ってきた私は
寒さに耐える為に休憩スペースの自販機の前に立っていた
『寒い時は暖かくて甘い飲み物だよね……
あ、お汁粉缶にしよーっと』
お汁粉…好きだけどお正月ぐらいしか食べないから贅沢に感じるなぁ〜
ガコンッ
購入したお汁粉缶が勢いよく取り出し口に落とされる
拾い上げて手に取ると手のひらにじんわりと温もりが広がる
『いただきまー』
その瞬間私の手からヒョイッとお汁粉の缶は消えてしまう
『なっ！？はえ！？』
五｢隙だらけじゃね？任務だったら死んでるぞ？｣
横には予想だにしていなかった
『げぇ、五条先輩……』
五条先輩の姿
何故ここに……
五｢偶然自販機で飲みもん買おうと思って来たらお前が居て気配消して近づいてみた｣
お汁粉の缶を頭上に持ち上げブラブラとみせつけてくる
『驚くのでやめてください！
てゆーか、私のお汁粉！返してください！』
五条先輩に近寄るが身長が高すぎてお汁粉缶に手が届かない
高身長め……
五｢どれどれ……甘っ！結構美味いじゃん｣
ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ
味見のつもりだったのか1口飲んだ先輩はそのままお汁粉缶を飲み干してしまった
『あぁ…私のお汁粉ぉ…』
酷い……私が買ったのに…
五｢奥の方に粒残ったけどこれどーやって食うの？｣
缶を覗き込んできく五条先輩
『汁が残ってる時に少し振って飲むんですよ。うぅ私のお汁粉ちゃん達……』
五｢ふーん……｣
すると先輩は自販機にお金を入れてお汁粉缶をもうひとつ取り出す
そしてプルタブの口を開けて
先程飲み干した缶に少し汁を移し入れる
五｢なるほどな！こうして飲むのか！
こっちお前にやるよ｣
購入した新品(少し汁は減ってる)缶を私に手渡す五条先輩
『えっ！いいんですか！ありがとうございま……
……っていや元々私のお汁粉缶だし、なんなら汁少し減ってるし！』
五｢だはは｣
ケラケラ笑う五条先輩
無邪気な笑顔は年相応だな……
五｢そんなむくれんなって｣
『ぎゃ、やめてくださいっ！』
私の頭をガシッと掴んでワシャワシャと撫で回す
身長差もあり抵抗出来ない…
犬かなんかの扱いだ
『はぁ、先輩と話してたら寒さどっかいっちゃった……
明日も任務なので部屋に戻ります。
お先に失礼します』
あんまり長く関わると疲れちゃう…
五｢おー、また明日な｣
楽しそうな五条先輩を背に私は自室に戻った
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amro(プロフ) - むーこさん» むーこさん、コメントありがとうございます！面白いと思っていただけてとっても嬉しいです♡ 読んでいる時の考察の点と点が線に繋がる感覚とってもワクワクしますよね！是非近い更新をお待ちいただけますと幸いです(*´˘`*) (2月12日 8時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - grayさん» grayさん、コメントありがとうございます！大好きと思っていただけただけでも嬉しいのに伝えてくださりとっても嬉しいですっ！ちまちまにはなりますが更新していく予定なので是非今後もよろしくお願い致しますっ(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - すっごく面白いです！自分の中で もしかして。。。と考察が浮かんできて、続きを待ち遠しく思ってます！更新頑張ってください〜！！ (2月11日 17時) (レス) @page22 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです。更新頑張って下さい！ (2月4日 11時) (レス) @page22 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - しろりんさん» しろりんさん、コメントありがとうございます！続きを楽しみにしていただけて嬉しいです！そんな展開もあるかもですね…！この後どんな展開で先輩2人との関係を築いていくかお楽しみにです(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (1月21日 17時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2024年1月19日 17時
