12_五条side ページ12
、、
五｢俺が7歳の時に実家で1度だけあった｣
夏｢へぇ…どこに惹かれたの？｣
五｢……わかんね｣
夏｢それは…初恋なのか？｣
傑が不思議そうにそう俺の顔を覗き込む
五｢俺、7歳になるまでは家の奴らとしか面会して無かったんだわ。
でもその歳から五条家の跡取りとして色んな奴らと表立って会う機会が増えた。
そしたらどいつもこいつも俺を
無下限呪術の六眼持ち
として接するんだ。
気持ち悪くてしょーがなかったぜ。
しまいにはこの眼が良すぎるから要らない情報まで入ってきてさ…ほんとしんどかった…｣
あの頃はまだ力の制御も今ほど出来なかった
だから体調も崩すわ頭が痛いわで荒れてた時期
五｢新年会で大勢人が集まる時に
何も見たくないって思った俺は家の離れの真っ暗な物置にこっそり引きこもったんだ｣
夏｢……それは大事になりそうだね｣
五｢そーそー。一時誘拐とか暗殺とか色々心配されたらしい｣
夏｢あれ、初恋の話だよね？終わり？｣
五｢最後まで聞けって。
俺が物置に引きこもってる時に会ったんだよ。
真っ暗だからお互い顔はわかんねぇし名前も分かんない。
少し話してたら流れで
“俺の眼が良すぎて具合が悪い”って会話になったんだ。
そしたらそいつ
“それなら無理に見なきゃいい！
丁度いい物を持ってるからあげる！”
そう言って俺に真っ黒の眼鏡渡したんだわ｣
夏｢…なんで持ってたんだろ？｣
五｢さあな…でもその眼鏡は確かに眼に入る情報を極力抑える効果がついてた。｣
夏｢へぇ…！凄いねその子。どこで手に入れたんだろう。｣
五｢ま、その時色んな家の奴らが俺に気に入られようとそういった手土産持ってきてたからそれの1部かもな｣
夏｢…あんまり思い出に水差したくないけど、それ本当に偶然物置で会ったの？｣
傑が言いたいことは分かる
ソイツが俺に気に入られようとするためにわざとを装って近づいて喜ぶ物を渡してって計算だったんじゃないのか気にしてるんだよな…
五｢あー、確かにそう思うかも知んねぇけどそれは無い。なぜなら……フフ｣
俺はあの時を思い出して笑いが込み上げる
夏｢なになに？教えてよ｣
五｢ソイツな……真っ暗な倉庫で話し相手が俺だと知らずに、
五条悟に対する文句をずっと言ってたんだぜっ……
面白すぎんだろ｣
そういうと傑は一瞬止まってから笑いだした
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amro(プロフ) - むーこさん» むーこさん、コメントありがとうございます！面白いと思っていただけてとっても嬉しいです♡ 読んでいる時の考察の点と点が線に繋がる感覚とってもワクワクしますよね！是非近い更新をお待ちいただけますと幸いです(*´˘`*) (2月12日 8時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - grayさん» grayさん、コメントありがとうございます！大好きと思っていただけただけでも嬉しいのに伝えてくださりとっても嬉しいですっ！ちまちまにはなりますが更新していく予定なので是非今後もよろしくお願い致しますっ(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (2月12日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - すっごく面白いです！自分の中で もしかして。。。と考察が浮かんできて、続きを待ち遠しく思ってます！更新頑張ってください〜！！ (2月11日 17時) (レス) @page22 id: dea07b8d55 (このIDを非表示/違反報告)
gray - このお話大好きです。更新頑張って下さい！ (2月4日 11時) (レス) @page22 id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - しろりんさん» しろりんさん、コメントありがとうございます！続きを楽しみにしていただけて嬉しいです！そんな展開もあるかもですね…！この後どんな展開で先輩2人との関係を築いていくかお楽しみにです(՞ ܸ.ˬ.ܸ՞)” (1月21日 17時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2024年1月19日 17時
