黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

299個目 ページ49

、、


家｢……フゥ、私ならグーで殴ったけどね｣


『ハハ、硝子らしいね』


家｢…Aが強くなることを求めるのは止めないが、あまり危険な目にあって欲しくないっておもうよ。五条もそうだったんじゃない？｣


『えー、まさか。そんなこと一言も言ってないよ』


そう硝子と笑い合う
そうそんな事五条は一言も言ってない。
私の存在を 弱くて邪魔 そう思っている様にしか聞こえなかった。


家｢……はぁ、五条も頭を冷やすべきだから今日はゆっくり休みな。
京都交流戦、来週だろ？｣


『…うん。』


そうだ。来週は京都交流戦が控えてる。
後輩2人を守るためにも気持ち切り替えないと…！



家｢ってことで今日はもう終わり。
一緒に大浴場行って気持ち洗い流してゆっくり寝よう｣


そう言って硝子は私の包まる毛布をひっぺがす

『わぁ……そうだね。ありがとう！』




硝子の気遣いを感じながらその日はゆっくり温泉に使って休養を取った。





ーーーーー



次の日

教室に向かうとみんながいた。

家｢はよー｣

『おはよ硝子』

私はいつも通り硝子に挨拶する


夏｢A…｣

『傑くんもおはよ。昨日は戦闘訓練手伝ってくれてありがとね。』

夏｢あ…うん。あれくらい任務無ければいつでもー｣


五｢おい！A！｣


傑くんと会話をしていると五条が間に割り込んできた

『…五条もおはよう』

五｢おまえな！昨日どこいってたんだよ。校舎中探し回ったんだぞ！大体なー｣


『五条。授業始まるから』


私は五条に視線を向けず自分の席に座って教材を取り出す

もう、五条と最低限関わることはやめる
そう判断した。

だって私は五条にとって邪魔だし足でまとい。

そんな私が五条の為に出来ることは
静かに最低限で関わり
五条の前を少しでも広げること

だからコレでいいんだ


五｢っ！｣

夜｢おーいお前ら授業始める……どうした悟棒立ちして。さっさと席に着け｣

教室に現れた夜蛾先生が五条にそう注意して
五条は静かに椅子に座った。



その後も

五｢なぁ、A…｣

『ごめん、これから任務あるから』




五｢Aちょっといいか？｣

『この後用事あるの、ごめんね』




五｢A、今日休みだろ？少し話ー｣

『体調悪いから今日は寝てるね』





そう言って私は五条と必要最低限の関わりを避け続けた

300個目_五条side→←298個目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す