297個目_五条side ページ47
、、
ひりつく頬を片手で抑え呆然としているうちに
Aは走って校舎に向かってしまった。
伸ばした俺の手は何も無い空気を掴んでそのまま垂れ下がった
五「…なんであんな顔すんだよ。」
俺の小さな声がその場に消える
ガッー
すると俺の学生服の襟を掴んだ傑が詰め寄る
夏「悟。言い過ぎだ。」
そう傑もまた真剣な顔で俺を見つめる
五「…離せよ」
俺は傑の肩を押して手を離させる
五「俺が最強でいれば、灰原も七海もAも必死になって危険な目にあうことなんてねぇだろ…
なのになんでそんな必死なんだよ。俺は五条悟だぞ。
最強の五条悟をなんでAはあんな心配するように見るんだよ」
そう言い放つと傑が ハァ と大きなため息をつく。
夏「…そういう大事なことちゃんとAに伝えないと。
さっきの会話だけだとただ悟がAを“弱くて邪魔”って言ってる様にしか聞こえないよ…」
五「はぁ!?んな事思ってねぇよ。
Aも灰原も七海も自分を守るだけの実力は十分あんだからそれ以上を求めて危険な目にわざわざあいにいく必要なんてねぇってことをー」
灰「っ!五条さん!そんなふうに思ってくれてたんですか!?」
すると灰原が俺に抱きつく。
五「だから最初からそう言ってー」
七「言ってません。
私の耳にも灰原の耳にも、夏油さんが仰った様に
弱くて邪魔
と思われてると聞こえてました。
もちろんAさんの耳にも。」
五「……」
夏「はぁ、悟。
敵と戦う時はいいけど、
仲間とはちゃんと内心で思ってること伝えないと
真意は伝わらないよ。
その結果、悟はAを傷つけた。」
ギロリと傑は俺を睨む。
五「傷ついたのは俺だけど」
頬を叩かれて赤くなったんだぞ
夏「とにかく、ここの所の悟の態度も悪いし、今日の発言は特に頂けなかったね。」
七「はい。Aさんは特に少しでも強くなることを目標としていましたからね」
灰「……謝りましょう、五条さん。」
3人から向けられる視線がそう俺に語りかけた。
五「……チッ分かったよ。確かにここ最近Aを避けてたのもあるし話つけてくる」
俺はAが向かった校舎に向けて歩き出した
ーーーーーnosaid
七「行きましたね」
灰「うん…。それにしても五条さん、僕達の実力認めてくれてたんだ…嬉しいね!」
夏「それはそうだよ。最近みんなの実力にあう任務の選別に口出ししてたのは悟だからね」
夏油はヤレヤレとため息をついた
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amro(プロフ) - lamiaさん» lamiaさん、コメントありがとうございます!何度でもとっても嬉しいですっ!青春を詰めた1年目と星漿体編も終わったので次の青春に向けての下準備でした。作品に忍ばせた術師の儚さを読み取って下さり嬉しいです。是非続きもお楽しみ頂けますと幸いです☺️ (3月28日 3時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
lamia(プロフ) - 二度目のコメント失礼します!高専と未来五条の入れ替わりの辺りから何だか不安とドキドキで胸がいっぱいで…あぁ、ホントにこの世界は呪術なんだなぁいつまでもアオハルはしていられないんだなぁとこの作品の儚さと作者様の凄さを改めて感じてます!字数足無笑 (3月27日 14時) (レス) @page48 id: b84881ddab (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ネモモさん» ネモモさん、コメントありがとうございます!そしてここまで長い作品を読んで下さり感謝ですっ!せっかくの創作なので転生系にせず出来るなら救済したいと思ってたのでそう感じて下さって嬉しいです。是非まだ続きを抱えてるのでお手隙の時にみて頂けましたら幸いです♡ (3月26日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ネモモ - 初めまして、一気にここまで毎日読んでました...すっごく好きです…。無理くり救済なのかなと不安でしたがそんな事なくて自然な話で見てて楽しいです!転生系じゃなくて安心しました🥺大好きですこの物語。 (3月26日 7時) (レス) @page47 id: 661e157082 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ななきさん» ななきさん、コメントありがとうございます!自分も仕事終わりに1話更新しているのでそう言って頂けて更新出来て良かったとすごく思えますっ!高専時代の創作なので色んな甘酸っぱい展開も出来たらと思ってます!今後の展開もお楽しみにです(*´˘`*)♡ (2月14日 21時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2024年1月26日 20時