296個目_五条side ページ46
、、
五「よぉ、お前ら。またやってんのか?」
俺の声をきいて傑とAと灰原と七海の4人は手を止める
夏「悟。任務お疲れ様。」
灰「五条さん!お疲れ様です!
今日は夏油さんも一緒に戦闘訓練してました!」
すると灰原が嬉しそうに眩しい説明をする。
一瞬Aと視線も会うがすぐに逸らした。
五「ふーん…てか前にも言ったけどそんな必死になる必要なくね?
傑はともかくお前らにはそんな必死になる様な任務ねぇだろ」
夏「悟っ」
傑が俺を制する声が聞こえるがきかない。
五「俺から見ればみんな雑魚。せいぜい低級の相手してればいいだろ。」
俺がお前らの分まで強い奴らの相手する。
お前らが危険な目にあうことはない。
だからそんな必死になるなよ…
灰「…そ、そうですよね…。五条さんから見れば俺なんてまだまだです…でも少しでも先輩たちに追いつける様にー」
五「俺には追いつけねぇよ。誰もな。」
灰「っ!……は、はい…」
いつもの威勢が小さくなる灰原。
なんでだよ。お前らは無理しなくていいんだ。
俺が最強であればそれでいいんー
『ちょっと五条。その言い方なに』
灰原の前に立つ様にAが俺を睨みつけて言い放つ
五「…何も。普通だろ。」
なんでお前までそんな顔すんだよ。
手に豆作って潰してまた豆を作るっていうAの辛い日々を少しでも俺が……
『…確かに五条が本当に強いのは認める。
でも1人で最強になっても寂しいだけ。
私たちは五条の対等になれなくても
傍にいる仲間として強くなりたいの。』
まっすぐAの目が俺を捉える
五「っ!んな事……」
Aの言葉は俺にとって大事な事だと言うことは頭では理解しているが飲み込めない。
確かにA含めたお前らがそばに居てくれるのは嬉しい
でもお前らを危険な目にあわせたくない
だから安全なところでただ笑っててくれよ…
俺はどう足掻いてもこの呪術界の闘いの目から逃れられないんだ
五「どこに行っても “五条悟”としてみられる俺の気持ちなんてAには分かんねぇだろ。呪術界から虐げられてきたおまー」
夏「悟!!」
俺の言葉は傑の大声で止められた
…俺……何を言おうと…
目の前のAの顔をみると目に涙を溜め込み
唇を噛んで、拳を握って震えていた
そして
バチンー
『っ…! 五条のバカ!大嫌い!』
そう言ってAは俺の頬を思いっきり叩いた
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amro(プロフ) - lamiaさん» lamiaさん、コメントありがとうございます!何度でもとっても嬉しいですっ!青春を詰めた1年目と星漿体編も終わったので次の青春に向けての下準備でした。作品に忍ばせた術師の儚さを読み取って下さり嬉しいです。是非続きもお楽しみ頂けますと幸いです☺️ (3月28日 3時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
lamia(プロフ) - 二度目のコメント失礼します!高専と未来五条の入れ替わりの辺りから何だか不安とドキドキで胸がいっぱいで…あぁ、ホントにこの世界は呪術なんだなぁいつまでもアオハルはしていられないんだなぁとこの作品の儚さと作者様の凄さを改めて感じてます!字数足無笑 (3月27日 14時) (レス) @page48 id: b84881ddab (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ネモモさん» ネモモさん、コメントありがとうございます!そしてここまで長い作品を読んで下さり感謝ですっ!せっかくの創作なので転生系にせず出来るなら救済したいと思ってたのでそう感じて下さって嬉しいです。是非まだ続きを抱えてるのでお手隙の時にみて頂けましたら幸いです♡ (3月26日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ネモモ - 初めまして、一気にここまで毎日読んでました...すっごく好きです…。無理くり救済なのかなと不安でしたがそんな事なくて自然な話で見てて楽しいです!転生系じゃなくて安心しました🥺大好きですこの物語。 (3月26日 7時) (レス) @page47 id: 661e157082 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ななきさん» ななきさん、コメントありがとうございます!自分も仕事終わりに1話更新しているのでそう言って頂けて更新出来て良かったとすごく思えますっ!高専時代の創作なので色んな甘酸っぱい展開も出来たらと思ってます!今後の展開もお楽しみにです(*´˘`*)♡ (2月14日 21時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2024年1月26日 20時