黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

295個目_五条side ページ45

、、


未来の出来事を教えてくれれば俺が変えられるかもしれない

でも大人Aはそれを望まなかった


五｢誰に言われたんだよ。変えたい過去くらいあるだろ｣


そう詰め寄っても

大人A『ふふ、その自分を通す所。
昔も今も変わらないね、悟は。』


そう言って小さく笑う大人A

ってことは未来の俺がAに口止めをした…？
なんでだ…？



そうしてると時計は11時にさし掛かろうとしていた。

俺の身体がゆっくり光り始める。

大人A『そうそう。
戻る時確かこんな感じだったなぁ。

ねぇ、悟。
…君はひとりじゃない。
強さの孤独を感じるかもしれないけど
それでも君を想う仲間はすぐ近くに居るってこと
忘れないでね。』


五｢まっ、まて！まだ話はー｣


身体を纏う光が徐々に強くなる


大人A『じゃあね17歳の悟。
私、悟含めみんなに色々迷惑かけちゃうけど
本当にみんなと会えて良かったって思ってる。
だから

未来で待ってるね。』

そう言って俺の目をまっすぐ見て優しく微笑む表情は
間違いなく俺が知ってるAそのものだった


五｢っな/// ま、まだ話は途中ー｣


そんな俺の言葉は届かず視界が光に包まれる
ボワッー
辺りが煙に包まれて

ドンッ

と地面に倒れ込んだ


煙が徐々に消えると俺はよく知っているAを下敷きにしていた。


五｢なっAっ！？
って事は元の時代に帰ってきたのか…
つーかまだ話の途中だったんだけど！｣


俺はそう言って目の前のAに詰め寄る


五｢おい！A、さっきの話の続きちゃんと説明しろ！｣



しかし目の前はいつものA。
さっきまで大人Aとしてた会話なんて知りもしないだろう。


そうして俺は少しモヤモヤする気持ちのまま元の時代に戻ってきたんだ。





ーー
ーーー




それから俺は何となくモヤモヤの気持ちが収まらず
1週間ほどAを避けていた。


Aをみるとモヤモヤするし、なんだか胸の奥が熱くなる気がする。そしてふとした時未来のAの姿を思い出して鼓動が早まる。

俺の事 悟 って呼んでんだな……。

とにかくAの事が頭から離れない。

一体なんなんだよ、この気持ち…




そう思いながらも任務をこなし
高専へ戻る。

すると校庭に後輩2人と傑とAの姿がみえた。
どうやらまた戦闘訓練をしているらしい。

楽しそうに笑ってるA。
なんかむしゃくしゃする…。

俺の足は無意識に校庭に向かっていた。

296個目_五条side→←294個目_五条side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す