黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

293個目_五条side ページ43

、、



五｢だー！クッソ……｣

ｶﾞﾝｯｰ

廃病院に居る呪霊を祓う任務の途中
おれはモヤモヤした気持ちを拭うため
壁に蹴りを入れた


五｢それもこれもAのせいだ…｣





ーーー
ーー


先日に俺は呪具の影響で未来に飛ばされた。
未来で俺を出迎えたのは

大人A『あれ、悟？…が小さくなった？』


美人のお姉さんと言う言葉がピッタリ当てはまる
スラッとしているのに身体の凹凸がしっかりしていて
サラリと綺麗な金の髪が風になびいていい香りがする
大人のAだった


五｢…は？A…？｣

状況が分からず混乱していると


大人A『あー、そういえば昔悟が未来と入れ替わった事があったなぁ…ってことは今まさにその時ってことか。ふむふむ』


目の前の大人Aは1人で状況を理解したのか頷いている

その仕草一つ一つに品があり、つい見良いってしまった


大人A『とりあえず状況を説明したいから、避けてくれるかな…その…て、手がね…///』

顔を赤らめる大人A。

今の俺たちの体勢は
高専の呪具庫で大人Aを
俺が上から押し倒す様にしている状態。

ﾑｷﾞｭｯ

手のひらに柔らかい感触

自分の手に改めて視線を向けると

押し倒した大人Aの胸を思いっきり触っていた

五｢っな///｣

思わず手を離しその場から飛び退く


顔に熱が集まるのが分かる
ドキドキする心臓を抑えるべく深呼吸をする

大人A『さてっと…』

そんな俺とは裏腹に何も気にしていない大人Aは立ち上がり服に着いたホコリをパタパタ払っている

大人A『状況を説明する前に分かってるかもしれないけど自己紹介するね。

私は A A。

悟が知るA Aの10年後の姿だよ』


そう言って大人Aは状況について説明を始めた。





五｢……なるほどな。｣

呪具の影響で未来の俺と一時的に入れ替わったってことか

何が起こるか分かんねぇ世界だよな。全く。


大人A『…それにしても…一人称が“俺”で生意気な頃の悟可愛い〜』

五｢なっ、はぁ///｣

大人Aが俺をギュッと抱きしめる
柔らかい感触に鼻腔をくすぐる柔らかな香りが俺を包み込む

大人A『悟にもこんな頃があったもんね。学生か…あ、17歳！？未成年なのかぁ』


そう言って身体を離す大人A。

頭がクラクラする。
そういえばここんとこちゃんと寝れてないし任務続きだったな…


俺は大人Aに見守られながら意識を手放した。

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