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、、
夏「身近にいるかもしれないから気をつけなね」
『う、うん…?』
私の顔を見てニコッと笑いかける傑くん
なんだか最近私にほほ笑みかけることが増えた気がする
なんだろう…
家「よー、肉食系クズ。」
硝子が傑くんに声をかける
家「お前らが去年暴れたせいで今年は後輩達に責任がかかってんぞ」
硝子の言葉に私はうんうんと首を縦に振る
夏「はは、あれは相手があまりにも呆気なかっただけさ。
それに3人なら心配してない。期待してるよ」
輝くような笑顔を向ける傑くんに
灰「〜っ!はい!頑張ります!」
灰原くんが目をキラキラさせて返事をする
と、これがいつもの流れだ。
そしてそこにいつも通りなら
五「よぉ、相変わらず汗水垂らしてんな」
イチゴ牛乳のパックを片手にヘラヘラとした五条が姿を現す
灰「あっ、五条さん!おつかれ様です!」
灰原くんがそんな五条に律儀に挨拶をする。
夏「あ、悟は任務終わった所?私はこれからだからすれ違いだね」
そう言って今年の交流戦出禁になった2人が目の前で会話をする
五「ったくよ〜、そんな必死にしなくても意味ねーだろ」
『むっ、何が言いたいの』
私はそんな五条に詰め寄る
五「交流戦に出るやつらの実力なんてたかが知れてるだろ。あんなん意味ねーよ。テキトーにやってテキトーに…」
『そりゃ交流戦はあくまで学校の行事だけど大前提として私たちは呪術師として少しでも鍛えなきゃならないの。負ける訳には行かないんだから』
後輩2人を庇うように私は五条に言い放つ
五「お前らにそんな危ない現場任さねぇだろ。低級なんだからーモゴッ」
夏「悟、言い過ぎ」
そう言って傑くんが五条の口を手で塞ぐ
『五条が言いたいことは分かるけど、私たちは真剣にーッッ』
私が五条の目を睨むように更に詰め寄る
その時だった
ーーボワッッッーー
夏「うわっ!」
『えっ!?』
五条が突然白い煙に包まれる
近くにいた私と傑くんは後ろに後ずさる
灰「ど、どうしたんですか!?」
七「敵襲ですかっ」
家「ご、五条が突然煙に包まれた…っ!」
横にいた3人も狼狽える
夏「さ、悟!大丈夫か!」
傑くんがそう五条に声をかける
?「ケホケホッ」
煙の中から咳き込む声が聞こえる
そして煙がゆっくり薄れる
中にはスラッと見上げるほど背が高く
白い髪に黒い目隠しをした大人の…え…?
『ど、どちら様ですか…?』
?「ケホケホッ…ん?あー、僕?悟。
五条悟だよ」
そう言った
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amro(プロフ) - lamiaさん» lamiaさん、コメントありがとうございます!何度でもとっても嬉しいですっ!青春を詰めた1年目と星漿体編も終わったので次の青春に向けての下準備でした。作品に忍ばせた術師の儚さを読み取って下さり嬉しいです。是非続きもお楽しみ頂けますと幸いです☺️ (3月28日 3時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
lamia(プロフ) - 二度目のコメント失礼します!高専と未来五条の入れ替わりの辺りから何だか不安とドキドキで胸がいっぱいで…あぁ、ホントにこの世界は呪術なんだなぁいつまでもアオハルはしていられないんだなぁとこの作品の儚さと作者様の凄さを改めて感じてます!字数足無笑 (3月27日 14時) (レス) @page48 id: b84881ddab (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ネモモさん» ネモモさん、コメントありがとうございます!そしてここまで長い作品を読んで下さり感謝ですっ!せっかくの創作なので転生系にせず出来るなら救済したいと思ってたのでそう感じて下さって嬉しいです。是非まだ続きを抱えてるのでお手隙の時にみて頂けましたら幸いです♡ (3月26日 8時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
ネモモ - 初めまして、一気にここまで毎日読んでました...すっごく好きです…。無理くり救済なのかなと不安でしたがそんな事なくて自然な話で見てて楽しいです!転生系じゃなくて安心しました🥺大好きですこの物語。 (3月26日 7時) (レス) @page47 id: 661e157082 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ななきさん» ななきさん、コメントありがとうございます!自分も仕事終わりに1話更新しているのでそう言って頂けて更新出来て良かったとすごく思えますっ!高専時代の創作なので色んな甘酸っぱい展開も出来たらと思ってます!今後の展開もお楽しみにです(*´˘`*)♡ (2月14日 21時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2024年1月26日 20時