黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

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それから私たちは夏旅行の2日目もたのしく過ごした

朝からまた豪勢なご飯を食べて
海でスイカ割りをして船に乗って鯨を見に行って
お土産を買って夕日をみて
高専に帰宅した



時刻は19時

灰｢楽しかった！ね、七海！｣
七｢…まぁ｣


高専の校門をくぐった後輩2人がそう声を出す


五｢そんじゃ最後の締めがあっから荷物置いて着替えたら校庭集合な！｣


五条が後輩2人の背中を叩く

灰｢えっ、終わりじゃないんですか？｣

七｢？｣


五｢まだまだ夏の思い出は終わってね〜ぞ！｣


夏｢フフ、それ去年Aが悟に言ったセリフだね｣
『そんな事言ったっけ？』
家｢お前らよく覚えてんな｣

頭にハテナを浮かべる後輩2人と共に私たちは各部屋に一旦戻った






そして買っておいた花火の道具を持って校庭に向かう


五｢お！A！｣

『おまたせー…って何この量！？』

目の前にはどれだけするんだってくらいの量の花火がつまれていた

夏｢今年は悟も気合い入れて用意してくれたみたいなんだけどまさかこんなにあるとはね｣


そう言って困ったようにでも嬉しそうに笑う傑くん


五｢足りないより多い方がいいだろ！
全部使い切るぞ！｣

そう言って五条は1番近いネズミ花火に火をつける


家｢ハハ、この量やば｣

後ろから硝子も合流してそう告げる


『ホントだよ。私買ってこなくてもよかー』


その時足元にジジジッとネズミ花火が近寄る


『わぁ！また！今年も！！』


五｢毎年ネズミ花火に狙われてるAほんとウケる｣

夏｢夏の風物詩だね｣


『笑ってないで助けーって2人ともまた追加しようとしてる！』


目の前で五条と傑くんがネズミ花火を追加しようとする


『しょーこぉ…って硝子まで！』

それは硝子もだった


『こうなったら私もネズミ花火着火させて誰かに…！』


そして放たれたネズミ花火は全て何故か私の方へ吸い寄せられる


灰｢わぁー！花火ですか！楽しそう！｣

七｢…なぜAさんは走り回ってるんですか？｣


そして遅れて現れた後輩2人


それから私たちは五条が持ち込んだ花火を
どんどん遊び尽くした


目に映る花火の光が私たちを照らす

その様子を
透き通るような青い瞳の五条が焼きつけるように真っ直ぐ見つめる



『五条は花火好きなんだね』

私は目の前で遊ぶ4人を見つめながら五条の隣に立ち話しかける


五｢ん…まぁ。好き……かも｣


普段の表情とはまた違う優しい顔で五条は呟いた

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