黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

273個目_五条side ページ23

、、


ーパタン

硝子がAを連れて大部屋を出ていった


五｢ふぁ〜あ｣

夏｢悟も眠いのかな？｣

傑がそう俺を茶化す

五｢ちげーよ、Aのアホそうな眠気顔みたらうつっただけだっつーの｣

そう言い返すが正直少し眠くなってきた

夏｢布団敷き直して私たちも寝る準備しようか｣

灰｢はい！｣

傑の一言で灰原と七海はテキパキと布団を直して寝る準備を整える



そしてあっという間に全員布団に入り部屋の電気を消す

ケータイの明かりがかろうじて俺たちを照らす


灰｢なんだか修学旅行の夜みたいですね｣

そう灰原がウキウキと声に出す

五｢修学旅行？あぁ、一般校の奴らの催しか。｣

夏｢そっか、悟は知らないか。
こうやって大部屋で同級生達と一緒に布団を並べて一夜をあかすんだ｣


五｢へー、そん時何話すん｣


灰｢定番なのはやっぱり恋バナですね！｣

五｢恋バナ…ねぇ。
ひひ、なぁ、傑最近どーなんだよ｣

俺は現在進行形で恋愛に奮闘中の傑にそう探りをいれる


夏｢見ての通り空振り続きさ。
こんなことこれまで経験した事ないから新鮮で楽しいけどね｣


七｢…これまではどうだったんですか？｣

夏｢特に何も考えず、来る者拒まず去るもの追わずって感じだったよ。誰一人として顔も名前も覚えてないけどね｣


ハハと乾いた笑いを七海に向ける傑

七｢家入さんがお2人をクズと呼ぶ意味の片鱗を感じました｣

五｢はぁ？俺は誰ふり構わずに手だしてねーだろ！｣

灰｢五条さんは性格がクズだと以前家入さんが仰ってました！｣

灰原が曇りなき眼でそう言い放つ
そんな目でいうことじゃねーだろ

五｢へーへー。七海は？恋愛とかなんかおもしれぇ話ねーの？｣

七｢ありません｣

五｢つまんねー、灰原は？｣

灰｢自分もありません！女の子に恋愛相談される事はよくありましたが深追いするなと妹によく怒られたので｣


あぁ、そーいえば新入生歓迎会の時そんな事言ってたな…

七｢無自覚なのがまた…｣

灰｢えー！どういうことなの七海！｣


後輩がじゃれていると

夏｢…悟はどうなんだい？｣

真っ直ぐ俺の目をみて問いかけてくる傑

そういえば傑とはグラビアの本みてあーだこーだ言い合ったりはしたが自分の恋愛については何も話したことなかったな…

五｢俺もおもしれー話はねえよ。

五条家次期当主で無下限術式に六眼の持ち主でこの美貌ってんで
俺の跡継ぎを狙う奴らがしょっちゅう俺に近づいてきたくらいだな｣


そう言うと傑は目を見開く

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