黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

262個目_夏油side ページ12

、、


“ｷｬｰ” “ﾜﾊﾊ”
ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ


ボーっと海で遊ぶA達を見つめる

ｻﾞｯｻﾞｯ

家｢よぉ、七海、お前も飲む？｣

海からこちら(ビーチパラソル)に向かって歩いてくる七海に硝子が声をかける

七｢…いえ、スポーツドリンクで｣

そう言ってレジャーシートに腰掛ける

七｢…灰原と五条さんはともかく、Aさんも体力結構あるんですね…｣

未だに海で騒いで遊ぶ Aと悟と灰原をみてそう呟く

家｢Aも頑張って体力作りしてるからなぁ｣

そんな会話をききながら自然と視線がAに向かれる

……海水で濡れた肌が太陽の光を反射してキラキラと輝く
ただでさえ私の目には輝いて見えるのに……


パシャッー

夏｢えっ！｣

隣の硝子を見ると手にはデジカメが握られており
海で遊ぶ3人を写していた

七｢……カメラ持ってきてたんですね｣

家｢ったり前だろ。
Aの初水着を記録に残さない訳にはいかないからな。
いやぁー無邪気で遊ぶAは可愛いな。

なぁ？夏油？｣


硝子がニヤニヤした顔でカメラをチラつかせる。

夏｢……硝子…さん。カートン…3箱…｣

家｢5箱｣

夏｢……はい。｣

私が言わんとすることが伝わったのか硝子はケラケラ笑いながら項垂れる私をカメラに抑えてシャッターを押す


七｢……(やはり家入さんには逆らうべきでは無いな…)｣


家｢んで、好きな子の水着姿どーなん？｣

硝子が隠す気もなくそうきいてくる

夏｢……ほんと…感無量です。硝子ありがとう。

Aのスタイルの良さを引き立てて大胆な所は残しつつ抑えるところは抑える…よく分かってるね｣

自分でも言ってること引かれるかと思ったけど
もう吹っ切れる

今はただ普段見ることの出来ない彼女の姿を見せてくれたこの機会に感謝の気持ちでいっぱいなのだから


家｢ハハ、よく見てんな。

だってさ、いいの選んだな七海｣


七｢う゛…｣

夏｢……七海？どういう事か教えてくれるカナ？｣

冷静を装って私はゆっくり七海に視線を向ける

家｢今Aが着てる水着選んだの七海だよ。
色々見た上で決めたから七海の手柄だなぁ｣

硝子がそう説明を付け足す

夏｢……つまり七海は今Aが着てる以外の水着姿も見た…と？｣

家｢ああ。際どいやつも着させたけどAが恥ずかしいって言うからやめたんだ。
な？七海｣

七｢い、家入さん…｣

夏｢…七海……。悪いがその記憶…消してく｣

私が言葉を言い終わる前に七海はダッシュで海に向かった

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