黄金の呪いに愛を_6_【呪術廻戦】【高専組】

252個目 ページ2

、、


高校生になって２回目の夏を迎えようとしていた。


五｢今年は1年も連れて、海行って、旅館泊まって、枕投げして、花火するぞ！！｣


教室にいきなり現れた五条がそう意気揚々と叫ぶ

家｢でた…五条の突発な誘い｣
夏｢…はは、もう慣れたけどね。
Aはどう？｣

傑くんが私の顔をみる

『みんなで海…！旅館…！』
私の頭は楽しそうな予定に目がキラキラしていた


夏｢うんうん。Aが楽しみなら私も楽しみだな｣


五｢そうと決まれば早速1年を連れてー｣

夏｢まつんだ、悟！
その前にみんなの休みをあわせる必要がある。｣

傑くんが五条の肩を掴む

五｢ヤガセンか？
別にいーだろ。｣


夏｢…予定していたのに悟だけ外せない任務が突然入ったら嫌だろう？
事前の調整が大事なんだ｣


五｢う…そんじゃ仕方ねぇか。
おい、A、ヤガセンに頼んでこい｣

『え、私がぁ？』

五｢ヤガセン、Aには甘いからな｣


五条と傑くんがやんちゃして手を焼くから
相対的にみてそう感じるだけじゃない？

と思ったけどみんなでお出かけはしたい


『仕方ないなぁ……傑くん着いてきてくれる？』
1人で交渉は嫌だし誰かいた方が心強い
こういうのは傑くんが得意そうだなって思った

夏｢あぁ、もちろん｣
ニコッと笑顔を向けてくれる傑くん


歌姫先輩は五条と傑くんの事｢あのクズコンビ嫌い｣とよく言っているが傑くんからはあまりその気を感じないんだよなぁ


五｢んじゃ、俺は海と旅館確保しとくから
硝子は1年に伝えてきて｣


家｢いーけど。いつ？｣


五｢あー、んじゃ来週の土日！！
場所は八丈島辺り｣

家｢おっけ｣
『はーい』


そして私たちは各自教室を出て行った




私と傑くんは夜蛾先生と交渉するため教員室に向かう



『先生！お願いっっ！』

夜｢んー…｣

夜蛾先生に詳細を伝えてお願いをするが
中々首を縦に振ってくれない


『せんせぇ…』


夜｢う…そうは言ってもまだまだ任務が溜まってるんだ。
それが片付かん限りは…｣


夏｢…その溜まってる任務を当日までに無くせばいいんですよね？｣

スっと傑くんが
私の前に立ってそう確認する

夜｢まぁな｣


夏｢今の悟なら喜んで任務行きますよ。
みんなで海に行くためにね｣


そう言って傑くんは夜蛾先生が手に持っていた任務の書類の束を手に取る


夏｢コレ全部終わったら許可出してくださいね？
ほら、行こうかA｣


私は傑くんに連れられて教員室を後にした

253個目→←251個目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す