指令:若の同級生“夏油傑”に注意せよ【夏油】【高専時代】【呪術廻戦】 (ページ14)

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、

ピピピピッー

昨日セットしたアラームが7時を伝える

私は時計のアラームを止め布団から起き上がる。
テキパキと朝の準備を済ませ身支度を整える

今日は夏油傑こと傑と街に買い物にいく約束をしている。
何故行くことになったのかというのは昨日までを振り返ってほしい。

……なんでだ？
正直もう夏油傑を疑う気持ちはなくなった。

だから警戒する必要は無いんだけどな……

『……そういえば洋服……。』

すっかり忘れていた。
仕事着と制服以外の服は全て実家に置いてきてしまった。

『あー…、う〜ん……』

まあ、どこに出かけるか分からないけど
美味しいもの食べてお土産買って帰るだけなら
制服でもいいか。

私はここ数日袖を通した制服を身に纏う。

そして身支度を整えて部屋を出た。

家｢あれ？A、今日任務？｣

偶然部屋の外で出くわした硝子と視線があう

『ううん。任務はないよ？ちょっと買い物。』

家｢？でも制服じゃー｣

『あ、ごめん、私そろそろ行かないと。
またね硝子！』

硝子に手を振って私はそのまま寮をでる

学校の外にでて最初にあるバス停に向かうと
私服の傑がいた

待ち合わせより10分前なのに

そう思っていると傑が私に気がついた

夏｢あ、A、こっ……なんで制服？｣

私の姿をみた傑は不思議そうなリアクションを取る
硝子と同じだ

『実は実家から慌てて引っ越してきたから私服が無くて……』

まぁ、買い物だけなら問題ないかな

夏｢なるほど……それじゃ最初に行くところは決まりだね｣

『？』

傑がニコッと笑い私にそう言う

そもそも今日スイーツ店以外どこに行くか知らない

夏｢さ、バスも来たし行こう。足元気をつけてね｣

そう言って傑は慣れたように私に手を差し伸べて
バスを誘導する

バスには運転手以外に
前の方におじいさんが座ってるだけであとは人が居ない

夏｢後ろの方座ろう｣

傑の指示(エスコート)で後ろの席に並んで座る

『これがバス……！』

夏｢もしかしてバス乗った事ない？｣

傑が驚いた顔を私に向ける

『はい、公共機関の乗り物は襲撃されやすく不特定多数が使用するので若に危険と思ってましたので……あ、でも電車は乗った事ありますよ？』

そう説明する

夏｢だから悟も一緒に乗った時目をキラキラさせてたのか……｣

若のその様子が目に浮かぶ。

それから私たちはたわいも無い話をして目的地に着くまでの時間を過ごした。

私…楽しんでる……？