【4】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、


ヒソカ、マチさんと共に街へ向かっている時、
私のケータイが着信を知らせる。

『…仕事かも、出てもいい？』

マチ「いいよ」

『…ヒソカ、バンジーガム解除してよ』

私は腕を拘束された状態
電話を取ることは出来ない。


ヒソカ「ダーメ♥僕が取って耳に当ててアゲル♠」



そう言ってヒソカは私のポケットに手を入れ(すごく不快だけど…)ケータイを取り出し通話ボタンを押して私の耳に当てる


キルア「あ、A？俺キルア、」


『え、キルア？ノブナガさんと居るんじゃ？』


キルア「抜け出した。だからAも無理して残り続けなくていいぜ、」



『2人とも凄いね！どうやー』

私が2人と会話をしようとしてたら耳に当てていたケータイがｽｯーと離される


ヒソカ「2人とも逃げちゃったのか…残念♠」

『ちょっと、ヒソカケータイ返しー』


ピッー


ヒソカは私のケータイの電源を切った


ヒソカ「ダーメ♠」

そう言ってヒソカはケータイを私に返して
そのまま私を横抱き(お姫様抱っこ)にして持ち上げる


『な、何すんの！おろして！』

抵抗するが拘束されていることもありあまり影響がない。


ヒソカ「んー、だってあの2人が脱走出来たとなるとAも逃げる気だろう？」


うっ……そのつもりなのバレてる…

ヒソカ「僕まだ暇なんだよね…それまで暇つぶし一緒に過ごそ♥」

ヒソカがニッコリと私にそうほほ笑みかける


マチ「なにしてんのあんたら…」

マチさんが呆れたような口調で声をかける


マチ「今のあたしらの目的は鎖野郎。だからAは逃げても別にいい」


『わ〜マチさん優しい！
……って事だから離してよヒソカ』


目の前のヒソカをジド目で睨みつける


ヒソカ「それじゃ、僕から離れられたらいいよ♥」



この抱き上げられた状態をまずは回避しなければならない
そして拘束されたバンジーガムを外さなくてはならない

そのためにはヒソカを何らかの方法で動揺させ
バンジーガムを解除しなきゃならない



手が無いわけじゃない……でも



早くゴンとキルアと合流しなきゃ…！
覚悟を決めるしか……


『…』

ヒソカ「黙っちゃった…♢ 諦めたのかな？」


ヒソカはそう言って私の顔を覗き込む


いくぞっ！


私は近づいたヒソカの顔に更に自らの顔を近づけ
ヒソカの唇に自分の唇をくっつけた


ﾁｭｯ

一瞬だけだが音が聞こえる


ヒソカ「ｯｯｯｯ!!!」

マチ「ゲッ」

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