【3】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、

『今度の箱には何かの差し込み口みたいなのがあるよ？』

ゴン「ハンターライセンスだ！」

そう言ってゴンはハンターライセンスを差し込む。

ガチャッー
箱の鍵が開いた。


私たちは箱の中身に注目した。


ゴン「指輪とROMカードとカセットテープ？」

キルア「指輪の裏にあの模様があるぜ…迂闊にはめない方が良いかもな」

ゴン「それじゃまずはカセットテープから」

『一応ダビングの準備もしておこうか』

ゴン「うん」


そう言ってゴンは押し入れからカセットプレイヤーを取り出しカセットテープの再生ボタンを押した。










ｻﾞｻﾞｯｰ

ジン「よう、ゴン。やっぱりおめーもハンターになっちまったか…」

『ジンさんの声だ…』

ジン「それで1つ聞きたいことがある。
お前俺に会いたいか？」


ゴン「ｯｯ」

ジン「会う気があるならこのまま聞いてくれその気がないなら停止ボタンを押せばいい




YESって事か…
もう一度聞くぜ、覚悟はあるか？
ハンターってのは手前勝手なもんだ。
自分が欲しいもののために他のものを捨てていく。

出来れば会いたいって気持ちならここでテープを切った方がいい…

1分やろう。」


キルア「どうする？」

『決まってるみたい』

私とキルアはゴンの表情から覚悟が伝わった。



ジン「はぁ、そんなに会いたいか…
俺はお前に会いたくない
どの面下げて会えばいいか分からねぇしな

何しろ俺は俺のために親になることを放り出した人間だ…ろくなもんじゃねえ…


俺がこれを吹き込んでから
これを聞くことになるまで
最低10年以上の時を経ているだろう


だがその間絶対に変わらないものがある。


俺が俺である事だ。


だからお前がこのテープを聞いている今もどこかでバカをやっている

それでも会いたきゃ探してくれ

だがさっきも言ったが
俺はお前とは会いたくねぇ



近づくのが分かったらトンズラかますぜ…

捕まえてみろよ

お前もハンターなんだろ？」


『全く…』

キルア「お前の親父も一筋縄じゃ行きそうにねーな」



ジン「俺に会いてぇならまずAってガキを探してみな」


『っ！ジンさん？』

ジン「もしかしたらもう既に会って一緒にこのテープを聞いてるかもな…

そいつもお前と同じで俺を探してる。
いい能力の持ち主だ、そして優しい心を持っている。
きっとお前と仲良くなるだろう。

お前らで俺を探してみろ
」

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