145 ページ45
、
、
私とキルアはゴンの故郷クジラ島へ行くことになった。
それはジンさんの故郷でもある。
ジンさんを知るには少しでも手がかりは見ておきたい。
クジラ島へ向かう飛行船に乗り込み夜を過ごした。
私たち3人は3つベッドが並ぶ部屋を借りた。
ゴン「グゥー」
キルア「……」
私は眠る2人を横目にベッドから抜け出し飛行船のウッドデッキへ向かった。
『夜風は気持ちいいな……』
飛行船は静かに暗い夜道を進んでいる。
クジラ島に行ったらジンさんのゆかりの地を探索して、街に聞き込み。
ゴンがいたのに見つけられなかったから望みは薄いが、
しないよりマシだろう…。
それが終わったら……
“8月30日正午までに暇なヤツ改め全団員必ずヨークシーシティに集合”
マチさんがヒソカに伝えた伝言。
何か起きそうな気がする。
幸いまだ時間はある。
乗りかかった船だし、
8月30日までにヨークシーシティに行ってみるか…
これは私の個人的な興味にもなるから
流石にゴンとキルアは連れて行けないな…
2人にはもっと強くなるって目標もあるだろうし。
ピピピッー
そう考えているとケータイがメールを受信する。
『……?げ、』
“8月30日にまた♡”
相手はヒソカ……。
どこかで見てるのか?
私は周りを見渡すがそんな気配はない。
ただ気持ち悪いくらいタイミングが良いだけだろう。
ヒソカらしいな…
『えっと…
“ちょうどその事を思い出してた。
気になるし行くかな”
っと。』
私はそう送信した。
すると直ぐにピピピッー
『今度は電話…もしもし?』
ヒソカ「やぁ♤ A♡
眠れなくて僕の事を思い出してたんだって?」
電話ごしのヒソカからくくくと笑い声が聞こえる。
『いや、どんなポジティブ解釈したらそうなるの…』
ヒソカ「本当は今すぐにでもAに会いたいところだけど僕も仕事入っちゃってね…」
仕事入ってくれてありがとう。
『はあ、ソウデスカ…。』
ヒソカ「Aはこれからどうするんだい?」
『まあ、調べ事でしばらくゴンとキルアと一緒に行動してる』
ヒソカ「そう…3人で切磋琢磨して美味しく実るんだよ…(ペロリ」
ヒソカの舌なめずりの音が電話越しに聞こえる…
『2人の邪魔はさせない。』
ヒソカ「う〜ん…♤ Aの起爆剤は最後の手段にしておかないとね…♢」
552人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - 125話以降ほぼ全てのセリフの「チョコボ」の事ですが、チョコボは別のものになります。正しくは「チョコロボ」くんです (2022年11月25日 23時) (レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「ヒソカへの借りは返せたし」が「ヒソカへの仮は返せたし」になっています。 (2022年11月9日 17時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ありがとうございますっ!話数も教えて下さり助かりました!最新話まで見て下さり嬉しいです! (2022年5月14日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「自身」が「自信」になっています。 (2022年5月14日 21時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ご指摘ありがとうございます!細かいところまで目を通して読んでいただけて嬉しいですっ! (2022年5月12日 18時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:amroxxx | 作成日時:2022年5月2日 16時