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103.イルミとデート4 ページ3

、、、



イルミは普段表情は変わらない。
仕事をしていても、家族と居ても、コろしをしても…



でも今、至近距離で見上げた私の目の前には

愛しいモノを見るように目を優しく細め
滑らかな弧を描くように控えめに口角が上がった

夕日に照らさるイルミだった。

そして

イルミ「楽しかった」


そう一言口にした。



そんなイルミから目が離せずにいた。

『イ……ルミ…』

私がそう声をかけるといつもの無表情に戻る。

一瞬だったがイルミは確かに微笑んでいた。



イルミ「ヒソカに何かされたとしても、Aの耳に穴を開けてピアスをつけのは俺って事実は変えられないから」


『う、うん。』


そうイルミは私の耳を触りながら満足そうに言った。



それから私たちはそれぞれ目的地に向かうため再び空港へ向かっていた。





『それじゃ私はこっちの飛行船に乗るよ』

イルミ「俺は仕事あるからこっち」

『またしばらくお別れだね』


私はイルミにそう声をかけた。


イルミ「また、連絡するよ。ヒソカと何かあれば言ってね」

『なんでヒソカが出てくるの?』

イルミ「Aは無防備だからさ、俺心配」

そうイルミはやれやれと言いたげに言葉にした。


『どういうこと!私強いからそう簡単にヒソカに負けないよ!』


そう言って腕の力こぶを見せつける。


イルミ「はいはい。じゃあねA」


そう言ってイルミは私と反対方向へ歩き出した。


なんだかんだあったけどしばらくイルミと会えないのか…
ちょっと寂しいな…なんて


イルミ「あ、そうだ。A」


そう言ってイルミは私の元に引き返した。

『あれ、どうしたの?忘れ物?』

イルミ「うん」


あれ……なんかこのやり取りデジャブ…確かキルアとバイバイした時もー---
そう考えていたら
近づいてきたイルミは私の腕を引いてグイッと自分の方へ引き寄せるとそのまま


チュッー


『!!!?』

私の口にキスをした。


そして直ぐに離れると

イルミ「油断し過ぎ。俺、Aの事 本気 って言ったよね」

そうイルミが私を真っ直ぐ見て言った。

『あっ…う、』

イルミ「ヒソカにもキルにも他の誰にも譲る気ないから。じゃまた」


イルミは平然とした様子でそう言って手を振って反対方向へ歩き出した。


そしてイルミの姿が見えなくなった時
やっとさっきの出来事と意味を知って
『〜ッッッ///』
顔に熱が集まった。



天空闘技場のある街へ向かう飛行船の中で私は眠れない夜を過ごした。

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設定タグ:ハンターハンター , HUNTER×HUNTER , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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あや(プロフ) - 125話以降ほぼ全てのセリフの「チョコボ」の事ですが、チョコボは別のものになります。正しくは「チョコロボ」くんです (2022年11月25日 23時) (レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「ヒソカへの借りは返せたし」が「ヒソカへの仮は返せたし」になっています。 (2022年11月9日 17時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ありがとうございますっ!話数も教えて下さり助かりました!最新話まで見て下さり嬉しいです! (2022年5月14日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「自身」が「自信」になっています。 (2022年5月14日 21時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ご指摘ありがとうございます!細かいところまで目を通して読んでいただけて嬉しいですっ! (2022年5月12日 18時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:amroxxx | 作成日時:2022年5月2日 16時

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