【3】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、


ヒソカはゴンとキルアへ話すことを続けた。


ヒソカ「ここの先輩としてキミたちに忠告しよう。」


ヒソカはゴンとキルアの方へ手を伸ばす。

ヒソカ「このフロアへ来るのはまだ早い…♢」


そう言って手を仰ぐとゴンとキルアに向かって念の圧力がこもった風が2人を押し返す。


ゴン･キルア「くっ……！」


ヒソカ「どのぐらい早いかはキミたち次第…出直したまえ。とにかく今は早い…♢」

ｺﾂｯｺﾂｯ
そう足音を立ててヒソカは受付までの通路を見張るように座り込んだ。


念の殺気を放ちながら。


キルア「ざっけんな！！せっかくここまで来たのに！」


ゴンとキルアはヒソカの念の殺気を身体で受けながら前へ進もうとする。

念を覚えていない身体ではあまりにも不利だ。



私は2人の元まで歩いて近づく。


『ゴン…キルア…。私もヒソカの意見に賛成。今は…2人はこのフロアでは戦えない。』


キルア「なっ、Aまで！なんだってんだよ！」
ゴン「この…圧力は一体っ！」


ウィング「おやめなさい！」


200階クラスのエレベーターの方からウィングさんの声がした。

ゴン「ウィングさん！？」


あれ、知り合いなの？



ウィング「…彼の念に対し君たちはあまりにも無防備だ。」


そう言ってウィングさんはゴンとキルアと会話を進める。


どうやら念について話をしているみたいだ。


キルア「なぁ…ウィングさん…念を覚えて0時までにここに戻ってこれるか……？」


キルアとゴンは0時までにここの受付を済ませなくてはならない。
じゃないと参加権利剥奪とまた1階からとなるらしい。


ウィング「…それはキミたち次第だ。」


そう言って2人はヒソカの待ち構える受付に向かうことをやめた。




ウィング「Aさんもこの2人の知り合いでしたか。」

『ええ。ウィングさんも……2人のことよろしくお願いします』


私は頭を下げて2人を託す。


ゴン「A…」
キルア「Aとは話したいこと沢山あっけど、まずは念についてだな。後で話しようぜ！」

『うん、受付するの待ってるよ』


そう言ってウィングさんとゴンとキルアは1度下へ降りていった。






私は受付前の通路に座るヒソカの隣に座る。


『この200階クラスは念の使い手だらけ。今2人が戦いを挑んでも大怪我…もしくは再起不能になってしまう。
だからヒソカは2人を追い返したんだね。
ヒソカにしてはいい事するね』

隣で笑みを浮かべるヒソカにそう声をかける。

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