【2】:念には念を、最強には最強を【H×H】

97 ページ47

、、


目的としていた
キルアとゴン達の合流
は達成した。

本来であれば私もこれでこの場を去りたい所だ。

が、

私はイルミに

ーーーデ、デートしよう！

そう言った手前帰れない。



そもそもデートなんてした事ないし、
イルミと仕事以外で出かけるなんて何したらいいか分からない。




私はゾルディック家の建物の中を歩きながらどうするか悩む。


『うーん…』


イルミ「そんなに悩んでどうしたの？」


『いやね、私デートってした事ないから何したらいいか分からなく……え？』


私は背後から聞こえた声に普通に反応したが
この声の主は……イルミ！

私は慌てて後ろを振り向く。


イルミ「そう、じゃ俺が案内するでいい？」


そう目の前のイルミは表情を崩さずそう私に言った。



『あ…うん…。』




そう言ってイルミはそのまま私の横を通り過ぎて行ってしまった。

神出鬼没すぎる……。







そして夕飯の時間

ゼノさん
シルバさん
キキョウさん
イルミ
ミルキ
カルト

そして私はテーブルに付き食事を取る




キキョウ「キルがキルがキルがキルが」

キキョウさんはずっとこの調子だ。

こんな状態のキキョウさんに「私も明日で帰ります」
と言っても大丈夫だろうか…

そう悩んでいると


イルミ「母さん、A明日帰るから」

い、イルミ！！！！！！！！
今それを言って大丈夫なの？！


キキョウ「な、なんですって…！キルだけでなくAちゃんも出ていー」

そう言ってキキョウさんは席を立ち上がり思いっきりテーブルを叩こうとした。


イルミ「明日は俺とデートして、また仕事落ち着いたら来るってさ」


そう恥ずかしむ事もせず淡々とそう言って夕食を食べ進めるイルミ



私以外はみんな普通に食事を進めている。



今にもテーブルを破壊しそうな雰囲気のキキョウさんはピタリと動きを止め

キキョウ「…あら。あらあら、

まぁ〜そうなの！

イル？楽しんでくるのよ♡」



そうとっても上機嫌になった。



そして私のゾルディック家での長い夜は明けた。



ーーーーー次の日






身支度を整えゾルディック家の玄関へ向かう。

ゾルディック家の何人かは見送りに来てくれた
圧巻すぎる

『みなさん、長居させて頂きありがとうございました。』



シルバ「自分の家と思ってまた来なさい」
ゼノ「達者でのぉ」
カルト「またお越しください」
キキョウ「また是非来てね！」

『し、仕事が落ち着いたら是非…』

98→←96

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す