【2】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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第4時試験を終えた私たちは飛行船に乗って
最終試験会場へ向かっていた。


私は疲れが取れないため通路の所に設置されている椅子に座って休むことにした。


ヒソカが12時間私を抱っこした理由も分からないし何を考えているか分からない。

『考えてもムダ…かな…』


ｸﾞｩｩ……


お腹がなった。

『まずは腹ごしらえにしよっかな』


私は椅子から立ち上がり食堂へ向かった。


食堂でこないだのように料理を沢山のお皿に乗せて席を探す。



すると見知った後ろ姿があった。

『い…じゃなくてギタラクル！』

私はギタラクルに声を掛ける。


ギタラクル「あぁ…A。キミも食事？」

『うん、あ！一緒でもいい？』

ギタラクル「どうぞ」

そう言ってギタラクルはｶﾀｶﾀｶﾀと音を立てながら目の前の席を差し出した 。





『ギタラクルは最終日まで地面で寝てたの？』

ギタラクル「うん、Aは？」

『もーそれがね、きいてよ！！！』


私はギタラクルと別れたあと
ターゲットである猿使いを探し、今度はレオリオとクラピカの2人を探し、最後はヒソカを探して歩いた経緯を話した。


『もー市役所みたいにたらい回しにされた気分だよ〜』

私は手元のオレンジジュースを飲み干す。



ギタラクル「それでヒソカから118番のプレートを受け取るために会いに行って襲われたと…」

ﾊﾞﾝｯｯー

私はテーブルを叩いた。

『お、お、おそ、襲われてないもん！！！！』

私はギタラクルをじっと見つめる。

しばらく2人の目線が交わる。



ギタラクル「…そう。なら良かった」

ギタラクルはそう言って再び目線を料理に戻してご飯を食べ始めた。


『ヒソカに関わるとろくな事にならないって分かったよ…能力でヒソカとくっついちゃうわ、
オーラを食べざるおえなくなるわ、
言葉でからかわれるわ、
壁に貼り付けにされるわ、
胸触られるわ、
12時間お姫様抱っこさせられるわ、
でもう困っー』

ﾊﾞｷｯｰｰｰ


『…？ ギ、ギタラクル…？』

目の前のギタラクルを見ると握っていたフォークが握力で粉砕していた。

『ど、どうしたの…？ご飯足りなかった？わ、私追加で持ってきてあげようか…？』

私はギタラクルの周りでアタフタする。

ギタラクル「今の話…本当……？」

ｷﾞｷﾞｷﾞｯと首の当たりから音をだして私の方を向くギタラクル。


『え。え、うん…。』


ギタラクル「そう。」


それだけ言ってギタラクルは食事を終え席をたった。


なんだったんだろ…

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