90 ページ40
、、
ﾁｭﾝﾁｭﾝｯｰ
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
『………ふぁあ』
私はベッドの上で背伸びをする
昨日は中々寝付けなかった。
原因はもちろん……
『イルミ…』
今は顔を合わせるのも恥ずかしいので食事は別だといいな
ｺﾝｺﾝｯー
執事「A様、30分後にお食事の準備が出来ますのでお越しください」
『はい！ありがとうございます。』
私は顔を洗って身支度を整え、ゾルディック家の朝食の場へむかう
キキョウ「おはよう！Aちゃん！昨日はゆっくり休めたかしら？あらそうだわ今日一緒にお昼にお庭でティータイムを取りましょう。カルトちゃんも一緒にね」
カルト「はい、お母様」
『……はい。楽しみです。』
私の返事がイマイチなのはティータイムが嫌なわけではない。
どちらにしても今日は朝からシルバさんもゼノさんも居ないからキルアの事で話は出来そうにないから。
でも今の私を悩ませているのは。
イルミ「Aそれ俺のスープ。毒入ってるから飲む時気をつけて」
『…あ、ありがとう。飲まないから大丈夫』
お互いの食事のお皿がどっちのか混ざってしまう程密着して座らされたこの席に今とても困ってる。
リムジンの時もそうだけど
こんなに広いテーブルなのにイルミが私の隣ピッタリに座る
『ねぇ…イルミ。近くない？』
イルミ「そう？俺はAの傍にいたいけどね」
『ｯｯｯ!!!』
しれっと微動だにせずそう言って朝食を食べ進めるイルミ
『あ、、そ、そんな…こと、堂々と…』
私は恥ずかしさでプルプル震えが止まらない。
イルミ「どうしたの？あ、口にソースついてる」
グイッー
ペロリ
『なｯｯｯ///!!!』
私の口についたソースを指で拭き取り、
その指についたソースをイルミは舐めた。
キキョウ「あらあら♡」
私たちのやり取りにはミルキもカルトも気にしていないらしい
『イルミ、じ、自分で取れるからｯｯｯ』
そう言ってナプキンで口の周りを改めて拭く。
イルミは何も動じないという感じだ。
イルミ「それじゃ俺ちょっと仕事行ってくるから、多分1週間ぐらいで帰る」
そう言ってイルミは席を立つ
イルミ…1週間居ないのか。
ホッとしたような
寂しいような……
イルミ「A」
『っ！び、びっくりした』
イルミは私の真横に立ち塞がる。
そしてグイッと顔を近づけて
イルミ「行ってきます」
『行ってらっしゃい…？』
そう言うと満足そうにイルミは家を出ていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 563人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナイア(プロフ) - シルバゾルディックには良い勝負をしたって前に見かけた気がするんですが…なぜヒソカの念には気づかないんですか？設定が破綻してまっせ (12月19日 6時) (
レス) id: 8f8f7d64ab (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 転職じゃなくて転職だと思いますよ！ (2022年7月4日 21時) (レス) @page12 id: bfa32fcdfc (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 腐腐腐さん» 腐腐腐さん、コメントありがとうございます！ヒソカとイルミ好きなのでそうコメント頂けてすごく励みになります涙！これからも沢山絡ませていこうと思うので是非引き続きお付き合い頂けましたら幸いです！ (2022年4月24日 16時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - なんて面白いﾝﾀﾞｯ！？最高ですね🤤ヒカソとイルミまじ格好良いですわ…これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年4月24日 14時) (レス) @page23 id: 174890e616 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - なつめさん» なつめさん、コメントありがとうございます！い、生きがいっっ;;;;むしろそう言って頂けて書いて良かったと思えました…！本当に嬉しいです涙暫くはにやにやポイントが多いので是非お楽しみに(*^^*) (2022年4月22日 7時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amroxxx
| 作成日時：2022年4月17日 5時
