74．イルミside ページ24
、、
イルミ「居るけど居ない」
俺はそう答える。
ヒソカ「何それ、まぁいいや♤
ところでそっちの用事っていつ終わるのかな？」
イルミ「さあね、Aの気が済むまでじゃない？」
ヒソカ「そっか…♢ 後でAにも聞いてみようかな」
ピクッ……
表情筋が少し動いた。
イルミ「…何、ヒソカAと連絡取れるの？」
ヒソカ「うん♤ 試験会場を出る時に少しAと話してね。その時連絡先教えてもらっちゃった…♡」
ヒソカに捕まってたから来るのが遅れたのか。
ヒソカ「嬉しくてその時思わず…少し味見しちゃった…♢」
ヒソカの舌なめずりの音がスピーカー越しに聞こえた。
イルミ「は？何したの？ Aに」
ヒソカ「キミには関係ないだろう？
キミにとってAはただの仕事仲間なんだから…♣︎」
ヒソカはそう言った。
そして間違いではない。
Aは俺にとってのただの仕事仲間。
それ以上でも以下でもない…のに。
ヒソカ「…僕としてはそれでいてくれると助かるんだけどね…それなら僕がAを自分のモノにしてもキミには関係ないだろ？♤」
ヒソカがAを…手に入れる…。
イルミ「ダメ。あれは俺の。」
俺は条件反射でそう答えていた。
……俺は一体何を…？
ヒソカ「ククク…♢ やっと本音出たねイルミ♤」
ヒソカが電話越しに笑っている。
ヒソカ「例えば僕が全然知らない奴と2人で仕事をしたとする。イルミどう思う？」
イルミ「死んでも特に気にならない」
ヒソカ「酷いなぁ…♢
それじゃ、Aが全然知らない奴と2人で仕事をしてそいつと仲良くなってイルミの誘いを断るようになったらどう思う？」
イルミ「…相手を俺がコろす。」
ヒソカの問いかけに自分でも驚く程、
回答が明確に出た。
ヒソカ「それ、Aを他のやつに取られたくないっていう 嫉妬 でしょ♢ フフフ…♡」
ヒソカの言葉は俺の中にスっと入ってきた。
俺が試験中ヒソカにイラッとしてたのは
嫉妬 していたから…だ。
Aを他のやつに取られたくない。
そう思っていたんだ。
ただの仕事仲間にそんな感情は抱かない。
あぁ…そういうことか
俺の気持ちの意味……
その時
『あ〜さっぱりした！』
Aがシャワーから出てきた。
イルミ「もう切るよ」
そう言って俺はヒソカとの電話を一方的に切り、
シャワーを浴びに浴室へ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 563人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナイア(プロフ) - シルバゾルディックには良い勝負をしたって前に見かけた気がするんですが…なぜヒソカの念には気づかないんですか？設定が破綻してまっせ (12月19日 6時) (
レス) id: 8f8f7d64ab (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 転職じゃなくて転職だと思いますよ！ (2022年7月4日 21時) (レス) @page12 id: bfa32fcdfc (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - 腐腐腐さん» 腐腐腐さん、コメントありがとうございます！ヒソカとイルミ好きなのでそうコメント頂けてすごく励みになります涙！これからも沢山絡ませていこうと思うので是非引き続きお付き合い頂けましたら幸いです！ (2022年4月24日 16時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - なんて面白いﾝﾀﾞｯ！？最高ですね🤤ヒカソとイルミまじ格好良いですわ…これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年4月24日 14時) (レス) @page23 id: 174890e616 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - なつめさん» なつめさん、コメントありがとうございます！い、生きがいっっ;;;;むしろそう言って頂けて書いて良かったと思えました…！本当に嬉しいです涙暫くはにやにやポイントが多いので是非お楽しみに(*^^*) (2022年4月22日 7時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amroxxx
| 作成日時：2022年4月17日 5時
