【1】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、


島の反対側まで到着して海に足を付ける。

『ふー…冷たくて気持ちい』
横を見渡しても海。
どうやらゼビル島は完全な孤島のようだ。


私はターゲットが誰なのかすら分からない状態。

こうしている間にも私のターゲットは標的のプレートをゲットして後の1週間を見つからないように潜伏するかもしれない。

早く行動したいが、

自分も狙われているからには迂闊には動けない。

今回の受験生の顔ぶれを見るに
要注意なのはヒソカとギタラクル。
あの二人のターゲットにはなりたくないしターゲットにしたくもない。

プレートを奪うだけなら出来ない事もないだろうが、その2人相手にするくらいなら他の受験者を3人捕まえて3点とった方が確率は高い。


『ゴン…今頃どうしてるかな…。』


ヒソカからプレートを奪うとしたら近づくことは不可能。

接近戦だと奪ってもすぐ取られて返り討ちだ。


そこでゴンを手助けするのがあの 釣竿 だ。

1次試験の時にゴンはヒソカの頬に釣竿の浮きを投げて当てた。


あの動きならヒソカの隙をついてプレートを奪えるかもしれない。



そう…条件は
…完全に不意打ちで…
違うターゲットを狙って隙が生まれる瞬間。
それがプレートを奪うタイミングだ。



『でもそれはゴンにも言えることだからね…自分も狙われている事を意識してね…』


3時試験でボロボロになった手のひらをさっき回復させたから釣竿を握るのは苦にならないはず…。
きっとゴンの事だ最初の2日ぐらいで気がついて釣竿を扱う練習をする。
そしてヒソカが狩りをする時を狙って潜伏する。


でもそれはヒソカの狩りが終わってしまったら意味が無い。


私は靴を履き直して再び森へ戻る。


まずは情報収集かな……。











そうして
過ごすうちに2日が経過した。



私は木の上で過ごして様子を伺った。


3日目お昼

ふと下を見ると銃を構えて何かを狙う受験生がいた。
私には気がついていないらしい


その人が狙う先には


『イルミ…！』
どうやらその受験生の狙いはイルミ…ことギタラクルらしい。


でもこんな距離でそんなに殺気出してると

『多分気がついてるよね…。』

その瞬間ギタラクルが針を私の真下にいる受験生へ向けて投げた。

瞬殺…。

ギタラクルは受験生からプレートを奪い取って
ｶﾀｶﾀｶﾀｯ
ギタラクル「やぁ、A」
そう私へ声をかけた。

私は下へおりてギタラクルの隣に着地した。

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