【1】:念には念を、最強には最強を【H×H】

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、、


『ちゃんとこの場からいなくなった…！』

さっきまで怪しい雰囲気を出していたヒソカは私の指示に従って大人しくこの場から去った。



いや嬉しいけど…


私は再び1人夜空を眺めるように大の字になって寝転んだ。


明日の朝8時には起きなきゃ…


『おやすみ…』


身につけている小さな十字架のペンダントを握りしめた。
これはずっと昔クロロお兄ちゃんに貰った大切なペンダント。



私はそのまま眠りについた。









ーーー
ーー


ピンポンパンポーン！

『ｯ!』

アナウンス「みなさん、長らくお待たせ致しました。この飛行船はまもなく目的地へ到着致します。」


『んーっ』

私は背伸びをして太陽の日を浴びる。


1度飛行機の中に戻って顔を洗って準備しよう。





そうして準備が整うと飛行船は見知らぬ細長い建物のテッペンに着陸した。



ビーンズ「皆様、三次試験のスタート地点はここ。トリックタワーと呼ばれる建物のテッペンでございます。」



そしてビーンズさんは三次試験について説明した。




どうやら要約すると
制限時間の72時間以内にこの塔を1番下まで降りる
事らしい。




1人が壁を伝って下へ降りていく。
しかし怪鳥によって邪魔されたようだ。



つまり壁を伝う事は出来ない。

それなら…


『トリックタワー…ね』


私は床をじっくり見る。


どうやら床の所々に隠し扉があるみたいだ。




私は目に付いた隠し扉の場所へ向かい足を踏み出した。
するとグルンｯと床は回転し私は中に入った。




ｽﾀｯー

『着地！』


中は個室になっていた。
そしてモニターに映る文字を読む。


『なになに…対象者2人揃い次第下への扉が開く…』


と、言うことは、誰かもう1人くるまで待たなきゃ行けない…。

『うーん…ゴン達の誰かなら嬉しいけど、その他の人達はみんなピリピリしてるしまともに話したことないしヤダな…ヒソカだったら尚イヤ…』




294番の感情豊かな髪の毛のないお兄さんならまだ話せそうだし、246番は女の子だから一緒ならお話したいな




そう考えていると


ｶﾞｺﾝｯー

上の扉が開き誰かが降りてきた。




『…。』

ｶﾀｶﾀｶﾀｯ


『あのー…』


ｶﾀｶﾀｶﾀｯ


『…』

降りてきたのは受験者の中でも見た目がいかにもヤバそうと思っていた、顔に針を刺したフランケンみたいな男の人だった。


いやいやいや
むりむりむり
喋ってるの見たことないし
意思疎通ｶﾀｶﾀｶﾀなのむりｯｯｯ




？「やぁ…A」

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