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紅丸｢ったく……ほら行くぞ｣
そう言って紅丸さんは玄関を上がり私を招き入れる。
靴をぬいで詰所の中を案内してもらう。
厠にお風呂、水場に台所、食事をする和室などを案内された。
紅丸｢ここはA、お前の部屋だ。｣
そう言って紅丸さんは1つの部屋の前で立ち止まる。
『開けても…？』
紅丸｢あぁ｣
ｶﾞﾗｯｰ
開けるとそこには
『…？女の子…』
部屋に敷いてある布団の上で丸くなる様に眠っている2人の女の子がいた。
紅丸｢ここにいたのか…起きろ！ヒカゲヒナタ！｣
そう言って紅丸さんが女の子に声をかける。
そう言えば紺炉さんが言っていた。
私たちは双子の女の子も一緒に暮らしていると。
名前が……
『ヒカゲとヒナタ…？』
私はそう口にする。
ヒカゲ｢っ！今Aに呼ばれたような……ってA！帰ってきてたのかおめぇー！｣
ヒナタ｢待ちくたびれて寝ちまってたぞコラー！｣
目を覚ました双子が私に向かって飛びつく。
私はバランスが取れず後ろに倒れる。
『ったた…』
私を抱きしめる双子のヒカゲとヒナタ。
無言で私を抱きしめたまま顔を上げない。
『…。』
ヒカゲ｢ったくA、記憶喪失になりやがって！早く思い出して沢山遊べ！｣
ヒナタ｢思い出すまでヒカヒナと沢山遊べこのー！｣
そう言って2人は私に笑いかける。
2人なりに私を心配してくれたんだと察する。
『2人とも心配してくれてありがとう。2人のこと思い出せなくてごめんね。2人のこと私に教えてほしいな。』
そう言って2人の頭を撫でる。
ヒカゲ｢あたりまえだ！｣
ヒナタ｢今日は離さねぇぞ！｣
あまりの可愛さに部屋にお花が舞う。
今日は2人と過ごそうか。
私はそう思い紅丸さんに目線を向ける。
紅丸｢…分かったよ。今日はヒカヒナの相手して大人しくしてろ。…見回り行ってくる｣
『は、はい！お気をつけて。』
そう言って紅丸さんは私たちに声をかけ部屋を出ていった。
ヒナタ｢それじゃ外で手毬でもしてやるぜ｣
ヒカゲ｢その後はババァのまんじゅうたらふく食うんだぜ！｣
『うん！』
私は2人が楽しそうにしているのをみて嬉しくなった。
そして日が暮れて紺炉さんが夕飯で私たちに声をかけるまで私は2人との時間を過ごした。
口は悪いけど素直でヤンチャな可愛い2人。
どこか心の奥が暖かく感じた。
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amro(プロフ) - 琴光柊さん» 琴光柊様、コメントありがとうございます。長い自己満足な小説を一気に読んでいただけてとても嬉しいです…！ちまちま更新していますのでぜひまたコメントいただけたら幸いですっ！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ちょこぱふぇ♪さん» ちょこぱふぇ♪様、返信遅くなりました。とても嬉しいコメントありがとうございます！元気に一気に執筆してしまいました。オリジナル展開なのでややこしいかもですがぜひお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2021年8月31日 20時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
琴光柊(プロフ) - すごく面白くて一気読みしました！！更新頑張って下さい！！！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: d5ba88f803 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 続編おめでとうございます！続きドキドキです…夢主ちゃん！頑張れ！主さんも体調に頑張って下さい！応援してます(^^) (2021年7月5日 22時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2021年7月5日 21時
