161個目（紅丸side ページ12
、、
食べながらAは手紙を手に取る。
『…ヒカヒナ…。紺炉さんが教えてくれました。一緒に暮らしている可愛い双子の女の子のヒカゲちゃんとヒナタちゃん。』
ヒカヒナも覚えてないか。
紅丸｢あぁ、誰に似たのか口は悪ぃがな｣
Aは手紙…というか2人の寄せ書きの様なメッセージの紙と絵の描かれた紙を見る。
『…これもしかして私ですか？』
絵にはヒカヒナと手を繋ぐAの絵が描かれていた。
紅丸｢そうだろうな。｣
よく見ると後ろには紺炉や町の連中、それに大福の絵もあった。中々凝ってる。
だが気になるのは何より俺が3人に踏まれてる事だ。
後できかねぇとな。
そう思っているとAの表情が少し暗くなる。
きっと 覚えてない自分に悲しんでいるんだろう。
ったく、
紅丸｢…Aは悪くねぇよ。｣
俺はそう言ってAの頭に手を乗せる。
そしてまた話を続けた。
その間にAは持ってきた重箱の飯を全部平らげる。
『はぁ、食べきれないかと思ったけど全然余裕で入りました。なんならまだ食べれそうです。』
なんなら果物も追加で食べようとしてる。
紅丸｢食い意地は変わらねぇんだな｣
俺はそう呟いた。
そして夜も遅くなってきた。
寝支度を済ませたAに
紅丸｢傷はどうだ…？｣
そう声をかける。
『ほぼ完治してます。お医者さんも驚いてました。』
そう言って力こぶを見せつけるA。
仕草も変わってねぇな。
紅丸｢そうか。なら良かった。……ほら今日はもう寝ろ。｣
横の椅子に座りなおす。
するとまっすぐ俺の顔をみてAが
『…ここ数日ずっと椅子で寝てたんですよね？』
そう問いかける。
紅丸｢…あぁ。｣
そう答えると一瞬考え込む表情をして
直ぐに閃いたと言わん様な表情に変わる。
そして
『紅丸さん、一緒にベッドで寝ませんか？』
そうAは俺に言った。
何を考えてそう結論を出したのか分からねぇ…
ほんとにこいつは…
紅丸｢いや…俺は椅子でいい。なんなら立ってても｣
俺は椅子から立ち上がろうとした。
すると腕を掴まれる。
『私のためにそこまでしてくれた紅丸さんをそんな蔑ろに出来ません。紅丸さんがベッドで寝てくれないなら私もベッド使いません！』
そう言ってベッドから出ようとするA。
こいつは1度言い出したらきかねぇ頑固やろうだからな…
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amro(プロフ) - 琴光柊さん» 琴光柊様、コメントありがとうございます。長い自己満足な小説を一気に読んでいただけてとても嬉しいです…！ちまちま更新していますのでぜひまたコメントいただけたら幸いですっ！ (2021年8月31日 20時) (
レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - ちょこぱふぇ♪さん» ちょこぱふぇ♪様、返信遅くなりました。とても嬉しいコメントありがとうございます！元気に一気に執筆してしまいました。オリジナル展開なのでややこしいかもですがぜひお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2021年8月31日 20時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
琴光柊(プロフ) - すごく面白くて一気読みしました！！更新頑張って下さい！！！ (2021年8月29日 21時) (レス) id: d5ba88f803 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱふぇ♪(プロフ) - 続編おめでとうございます！続きドキドキです…夢主ちゃん！頑張れ！主さんも体調に頑張って下さい！応援してます(^^) (2021年7月5日 22時) (レス) id: 92821f8356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2021年7月5日 21時
